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クソジジイと美少年  作者: 佐伯 みのる
【第三話】
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15/22

<ジジイのダメ出しがほんっま腹立つ。>

『おめさん……センスってもんが無いのう』

「うっさいわ。黙っとけクソジジイ」

『しかも字が下手すぎる。おめさん……色んなもん、母親の腹ん中さ置いで来たんだのぅ……』

「いきなり青森語に変わるんもやめてもらえる?何やったらほんまに青森に帰ってもらってもかまへんけど?」

『青森語ってなんじゃい』

「東北の方って、ガチで何言うてるか分からん時あるで。オーリンちゃんとか」


とまぁ、グチグチいいながら、俺はチラシを作っていた。

横からクソジジイのダメ出しが酷い。ほんならジジイが書けよまである。

確かに俺には絵心っちゅうもんがない。

千紘は絵が上手かった。ていうか可愛い絵やった。

けどな、お祓いしまっせっていうチラシの絵が可愛いんは、ちょっとちゃうよな?


『おめさんの字なら、筆ペンで太い字を書くのが一番かもしれんの』

「ん?……文字だけ?」

『そうじゃ。”心霊相談承ります。秋月心霊相談事務所”。あと、電話番号。それだけじゃ』

「住所いらんの?」

『逆に怪しまれる……というか、ここ事故物件の部屋じゃろが。部屋番号見た段階でチラシは破られると思うぞ?』

「はー?……めんど。そもそも筆ペンなんて都合よくあらへんやろ。ちょっと100均行って買うてくるわ。留守番頼むで」


そう言うて、財布とスマホ持って立ち上がった瞬間に、声が聞こえた。


『さきいか』

『ぼく、プリン』

『あ、できれば殻つきピーナッツを』


いやほんま。お前ら。

そろそろ図々しいを通り越してきてんぞ。

あと山田、さりげに混ざってくんな。


次回へ続く!!

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