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クソジジイと美少年  作者: 佐伯 みのる
【第三話】
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12/22

<第18回、秋月修司を定職に就かせよう会議。>

そもそも誰が付けたん、この名称。

いや、クソジジイなんやけどな。腹立つ。


「おいジジイ。あんた、エセ霊媒師する前って何しとったん」

『エセとか言うでねぇ!!そろそろ本気で成仏させっど!?』

「うお、こわッ!いきなり青森っぽいの出さんでくれる?」

『わぁは青森生まれだ。青森っぽいんでねぇ、“青森”だべ』

「そういやそうだったな。なんで普段は使わへんの?」

『……テレビ映えするよう、直せと言われての』

「は?」

『ゴリゴリの青森の南部弁で喋っとったら、「すみません、何言ってるのかさっぱり…」と、テレビ局の人に言われてのぅ。なんせ、全国ネットじゃからの』


うん、とりあえず、ジジイがドヤ顔してんのは分かった。

そんなにテレビに出たん、嬉しかったんか。


「で、話戻すけど。テレビデビュー前は何してたんや?」

『普通に農家じゃが』

「農家。」

『昔は百姓貴族言うてな、食うには絶対困らんかったんじゃよ』


なにそれ羨ましい。

俺、農家になろかな。


「鎮埋道玄は霊媒師名だろ?ほんまは何て名前なん?」

玄道甚一郎げんどうじんいちろうじゃよ』

「なんや、結構普通……ん?鎮埋、道玄?…玄道、甚一郎……」

『……何が言いたい、小僧』

「道玄って……苗字逆にしただけちゃうん!?」

『そうじゃよ。真名は幽霊や怨霊、妖怪の類には教えちゃならんのでなぁ。色々と危険じゃからのぅ』

「にしたって、安直すぎちゃう?もっとこう…修行僧みたいな名前あるやん!」

『そっちの方がエセ感強いじゃろが』

「だっさ」

『やかましいわ』


そん時、冷蔵庫の横から「あのー」とか、控えめな声が聞こえてきた。

声ちっさ。ああ、山田クンか。


「どないしたん?」

『えっと……道玄先生の真名、僕、いま聞いちゃったんですけど……』


『「 あ。 」』



いつになったら会議始まるんや。


次回へ続く!!

☆面白かったときは評価や感想、レビューなどお待ちしています☆

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