おやすみ
「タ〜ケ〜ル〜私お腹減ってるんだけど〜、何かないの?」
「夕食の残りならありますけど」
「ほんと!じゃあそれ持ってきて!」
「分かりました……」
「タケル!これ凄く美味しいよ!私いくらでも食べれるよこれなら!!特にこのスープ最高!」
「あ、ありがとうございます」
「…………何やってるんですか
「お!ヒカリちゃんお邪魔してるよー」
「キーンさん、こんばんは……」 ギロッ
彼女は今にも襲いかかってきそうな猛獣のような目でこちらを見てきた。
「あのね、ヒカリちゃんこの人は呼んだ訳じゃないんだ、勝手に家の中に居たんだよ」
「そうだ!そうだ!私は自分の意思で勝手に入ったんだ!」
「キーンさん……ふざけてるんですか?…」
「ふっ、ふざけていません、申し訳ありませんでした」
「まぁ……分かりました、そもそもここはキーンがくれたモノのようですし、そこに私がとやかく言う必要はないですから」
「それじゃあまた遊びに来ても良いって事だね!やった!」
「そういう意味で言ったわけでは……」
「今日は一緒に寝よっか!ヒカリちゃん!」
「え?」
「女の子同士2人で夜を過ごそうよ!」
「女の子って年齢か?」
「タケル?……殺すぞ……」
「タケルさん、それは失礼ですよ、女はいくつでも若い気持ちを持っているんですから」
「ヒカリちゃん?それも遠回しに私の心を抉っているんだよな…」
「まぁ、俺はこれからする事があるから寝るなら先に寝ててくれ」
「タケルさん」 シュン
「それなら早くヒカリちゃんの部屋に行こう!」
「ああ、キーンさん引っ張らないでください…」
「2人共おやすみ」
「おやすみ、タケル」
「タケルさんおやすみなさい…」
この後ヒカリはキーンに付き合った結果、一睡もする事がてぎず、朝を迎えた。




