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キーン=???

私はキーン、独身、不動産業で少しだけ稼ぎが出ているしがないエルフだ。

今日はこれからタケルの家にアポ無しで突撃しようと思う。これは決して独身だから寂しさを埋めるなどそんな面倒臭い考えではない、本当だ。



「おーい、タケル?ヒカリちゃん居るか〜?」



反応はない。


トントントン      トントントン



ノックしても反応がない。



「邪魔するぜー」



この家は私がタケルにあげた物なので、もちろん私は合鍵を持っている。



「おー、結構綺麗になってるな…それに家具も最低限の物はあるな」



勝手に家に入り、1番近くにあった椅子に腰をかけた。普通このような行動は人間としてどうかと思われる行動だが、彼女にはマトモな人間としての常識がなかった。



「それにしてもこの部屋は寒いな…」



この何気ない一言により彼女の脳は覚醒した。



「ん?この部屋の電気が付いているのに、部屋自体はあったかくない、風呂に入らなら普通電気は消すはずだ、なのに消してない……あ、そうか!今タケル達は2人で暮らしている、それなら片方が風呂に入ろうとしてそれにもう片方がついて行った、そう考えれば説明がつく、これに当てはまるのは、ヒカリちゃんが風呂に入ろうとしてタケルがそれについて行った、これが妥当だろう。逆のパターンはない、その場合2人で入る事に最初からなるだろうから部屋の電気は消しておくはずだ、タケルの性格を考えれば電気などを付けっぱなしにするとは思えないしな……」



探偵キーンの推理が終わるのと同時にドアが空いた。


ガチャ



「あ、キーンさんこんばんわ……ってなんで貴女がここにいるんですか!?」



「そりゃお前私がここの管理人だから当然だろう」



「いや、貰った家なのであんまり強くは言えませんが、いくら管理人とはいえ普通プライバシーや相手の事を考えて合鍵で勝手に入るとかそういう事はしないでしょ…」



「あ?なんだタケルなんか文句あんのか?」



「いや……ないです………」



「そうだ、男は素直が1番だぞ!」



「男性経験が無い年増エルフが何言ってんだよ…」



「タ〜ケ〜ル〜君!もういっぺん言ってみろテメェの顔面××××してやるよ(こらっ、女性にそんな事言わないの)



「本音と建前が逆になってますよ……」



「テメェの腕と足縛って顔を水の入った桶に入れて苦しい思いさせて拷問してやるよ(タケル君、早く言ってよね、テヘペロ)



「まぁもういいです、取り敢えず…何かあったんですか?」



「いや?何もないけど」



「出口は彼方です、お帰りください」






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