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鼻栓ズニュウウウウウウウ!

「ハッ⁉」

 

「お目覚めですか」

 アルワちゃん家のじいやがいた。

 

「こ、ここは……」

 俺はドジャァーーーーーーン! と豪華なベッドに寝かされていた。

 

「カネ家のお屋敷でございます」

 

「ろ、ロインちゃんとアルワ……さんは……」

 

「お二人なら、勇者殿の看病をめぐって喧嘩を始め……」

 

「ええっ⁉」

 

「拳で語り合った後、仲直りして庭でお茶されてます」

 

「昭和の男子中学生かよ」

 

「ショウ……?」

 

「なんでもないです」

 

「……ともかく、このたびはお嬢様が大変失礼を致しました。昔から勇者の嫁になるとおっしゃっていたもので、気持ちがはやったのでしょう」

 じいやペコーーーーーー!

 

 そっか……そういえばアルワちゃん……俺とま、交わるって……

 

「うっ……」

 鼻血タラァーーーー……

  

「勇者殿、また鼻血が!」


「ら、らいじょうぶれふ……」

 

「これを……フンッ!」

 じいやが俺の鼻に布をズニュウウウウウウウウウウウ!

 

「もがっ!」

 

「これでよし、と」

 

「割と乱暴ですね……あっ、あの、えーと……実はもう一人仲間がいて……」

 

「ああ、パイスキーの魔法で吹き飛ばされたタイ・リョク氏はカネ家の衛兵に探させております」

 じいやニコーーーーッ!

 

「そうですか……」

 パイスキーのせいにしたのか。

 

「それと……ガッッッッッッッチガチの盾ですが」

 

「えっ? 何かご存知なんですか?」

 

「はい。あれはカネ家の先祖が創り出した盾。ここより南の地、アッッッッッッツアツ火山のマグマで鍛えたと言われております」

 

「そこに行けば、盾がもとに戻るんですか?」

 

「ええ、ただ……」

 

「キャーーーーー!」

 アルワちゃんの声だ! いつもこのパターンだな!

 

「お嬢様!」

 じいやがすごい速度でダダダダダダダダダダーーーーーーーーッ! は、早っ!

 

 俺もダーーーーーーーッ!

 

「グヘヘヘ……」

「はっ……離しなさい……」

 パイスキー家の騎士デッカーイとおなじくらいデカい悪魔がアルワちゃんをガシーーーーーッ!

 

「あっ、ひーちゃん! 大丈夫?」

 ロインちゃん、心配してくれるー! 

 

「う、うん」

 

「お嬢様を離せ!」

 

「あぁん? やだね! 俺様はザッコス! 魔族四天王サン・イ様の命令で、この娘は頂いていく! この娘を南のアッッッッッッツアツ火山に連れていけば、我ら魔族が保有するキレッッッッッッキレの剣を鍛え直せるらしいのでな!」

 

「めっちゃ説明するやん」

 

「はっ! しまった! 計ったな! クソぉ……こうなったら、全員殺す!」

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