ビンタバチーーーーーーーーーン!
「人間が勇者と交わると死ぬ」
「ま、マジっすか……」
俺のジョイスティックはドーーーーーーーンと元気なままだった。
「ああ。耐えられるのはオークの女くらいだ」
「絶望しかない」
ジョイスティックがヘニョン……
「あ、いや……他にも大丈夫な種族が……なんだっけ……ドワーフ?」
「それもちょっと……それよりあの、仲間のところに戻りたいんですけど……」
「ああ、そうだね……おや」
「勇者あああああああああああ!」
タイ・リョクの声だ!
「お頭ぁああああああああああ!」
山賊たちも一緒だった。
ドア、バーーーーーン!
「勇者を返せ!」
「言われなくてもそのつもりだったよ」
「ひーちゃん!」
「ろ、ロインちゃ……」
「きゃあああああああああ!」
ロインちゃんのビンタがバチーーーーーーーン!
「おぶっ!」
「サイテー!」
ロインちゃんダーーーーーーーーッ!
「え? え?」
「ま、待て!」
タイ・リョクがロインちゃんを追って出ていった。え? なんでビンタされたの……?
「あっ……」
ジョイスティックが丸出しだった。
「ご、誤解だああああああああああああ!」
「あら、あの子がアンタの好きな子なのかい? 悪いことしちゃったね」
お姉さんは頭を掻いた。
「お頭ァ! こんなヤツより、アジトが大変な事になってるんです!」
「何⁉ アタシはアジトに戻るよ! 今度会ったら詫びくらいしてやるから。またね、可愛いボウヤ」
お姉さんが俺の頬にチューーーーッ! 小屋の外にビューーーーーーーーーン!
「オウフ……」
「勇者! 何をしている! 早く追うぞ! ここは大型の魔物が棲む森なんだ!」
「えっ⁉ ろ、ロインちゃん!」
森に出たらモンスターウジャウジャーーーーーーー! 本気でヤバい!
「ゴアアアアア!」
「邪魔!」
ドーーーーーーーン!
「ゴアンヌ」
モンスター爆破!
「ろ、ロインちゃああああああああん!」




