第八部:星空の告白と、仕組まれた体温 第2話
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3. 蒼い夢の淵
走り込み、ミナとの訓練、あれから2週間。毎日同じことが繰り返されていた。
ある夜、アキトはいつもより深い眠りに落ちた。 毎日の疲れがたまっている全身の筋肉の痛みが、冷たい水に溶けていくような感覚。
気づけば、アキトは立っていた。 いや、立っているという感触さえなかった。足元を見ると、空を反射する川の水。いつの間にか川へ移動していた。ニューソウルの偽物の青ではない、さっき崖で見た星空の、さらに奥にあるような透明な蒼。
(……軽い)
自分の体から「重さ」という概念が剥がれ落ちていく。大地という鎖が解け、意識が世界の外側へと突き抜けていくような、圧倒的な解放感。 そこにはリナも、血塗られた戦場も、重い土嚢もない。 ただ、どこまでも静かで、どこまでも自由な、自分だけの領域。
「……。僕は……」
夢の中のアキトは、ゆっくりと腕を広げた。 自分が何なのか、この「空」が何を意味するのか。 まだ言葉にはならなかったが、その心地よい浮遊感の中に、いつか訪れるそれが、静かな脈動となって刻まれていた。
投稿遅れてすみませんm(__)m
今回はアキトの覚醒の予兆を書きました。直ぐに次章に突入するので少々短くなっています!
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