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始まりの剣士〜カオスの計画編〜  作者: IQ5
第一章冬休み編

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第六十二話「これがレクイエムの力」

その場はしばらくの間静かになる。

裕翔の突如としての神獣の完全顕現。

それもそのはず、裕翔は今まで頑張って腕しか出せなかったのにいきなり完全顕現ときた。

キラー「あれが、レクイエム...なのか?」

海斗「...」

暁斗「海斗...」

海斗は裕翔を見る。

海斗「勝てる」

裕翔は相澤を見る。

相澤「何だよ、その目は」

裕翔「勝ちにいく」

相澤はエネルギーの刃を作る。

相澤「出来るものならやってみろよ!行くぞ!青龍!」

そうだ、その一瞬の出来事だ、瞬く間に、相澤の神獣青龍はレクイエムにより捕食される。

相澤「な、にが...起きた」

相澤は地面に倒れている。

裕翔「死にやがれ」

裕翔はエネルギー波を相澤にゼロ距離で当てる。

相澤は跡形もなく消えた。

裕翔「疲れたな」

裕翔はポツリと呟きその場に力無く倒れる。

それから二時間後、裕翔は病室で目を覚ます。

裕翔「ん?何これ?」

裕翔は点滴を付けられている。

松野「とうとう裕翔が死んじゃうよー!」

キラー「仕方ない、後は俺らでやるしかない」

裕翔は心の中でこう思った。

裕翔(どゆこと?)

裕翔はハッと我に返る。

裕翔「キラーがボケてどうするんだぁ!」

キラー「ついついボケに回りたくてな」

裕翔は困惑した表情で問う。

裕翔「頭でも打ったのか?」

裕翔は純粋な質問を口にする。

キラー「んな訳ねえだろ」

キラーは頭を掻く。

キラー「たまにはボケたくてな」

裕翔「あのキラーが、信じられねえぜ。松野はともかくとして」

松野「それってひどくなぁーい?」

裕翔とキラーは口を合わせて言う。

裕翔・キラー「酷くない酷くない」

それから更に数時間が経った。

裕翔「まだ痛いな」

キラー「にしてもすごかったな、裕翔の神獣」

松野「うん、まるで神様みたいだった」

キラーは考えながら言う。

キラー「まあ...実際神様だし?」

病室の扉が開く。

そこにはリカとハナの姿があった。

ハナ「お兄ちゃんよかったぁー」

ハナは裕翔に抱きつく。

キラー「俺らは充分だし、帰るか」

松野「そうだね」

キラーと松野は病室を出る。

その病室にはリカとハナと裕翔が残っていた。

リカ「裕翔、大丈夫?」

リカはりんごの皮をナイフで剥きながら聞く。

裕翔「ああ、大丈夫だ」

ハナ「嘘つき」

裕翔はハナに言う。

裕翔「嘘じゃないよ」

ハナ「お兄ちゃんが...倒れたって...聞いて...だから心配で...」

ハナの声は震えていた。

裕翔「俺は大丈夫だ。元に今こうして話せてるだろ?」

リカ「本当にハナちゃん心配してたよ。お兄ちゃんが死んだらどうしようって...」

裕翔はハナを見る。

裕翔「そんなに心配だったか?」

ハナ「うん、でも私以上に心配してたのはリカさんだよ。リカさん、お兄ちゃんが倒れたって聞いた時、慌てふためいてたから」

リカ「ハナちゃん!余計なこと言わないの!」

リカは優しい声で言う。

裕翔はリカとハナを見ながら言う。

裕翔「心配してくれてありがとうな」

          第六十二話完

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