第六十話「神獣覚醒の片鱗」
次の日は森が雨のせいで土がぐしゃぐしゃになっていたので中止。
その次の日。
裕翔は空亡と戦っていた。
空亡「裕翔はもう少し頭を使え」
空亡は刀で木を切り倒しながら裕翔の攻撃を避ける。
裕翔「頭を使えだぁ?俺はバカなんだから頭は使えねえよ!」
裕翔は空亡に攻撃する。
空亡は立ち止まる。
裕翔は困惑する。
すると...
ビュンビュンと空亡を避けてエネルギー弾が飛んでゆく。
裕翔「何?」
空亡「周りを見てみろ」
裕翔は周りを見る。
周りの木は切り倒されていて風通しがよくなっていた。
そのせいで裕翔のエネルギー弾はそれたのだ。
裕翔「そういうことか」
裕翔は考える、この状況の打開策を...
空亡はエネルギーを刀に集めて振りかざす。
裕翔「!!」
裕翔は左手で風を掴むように手を握り、横に手を振る。
大きな風が空亡の注意を逸らした。
裕翔は空亡の懐に入り込み腹を殴る。
空亡「ぐっ...!やるじゃないか」
空亡は暁斗に交代の合図をする。
暁斗が歩いてくる。
暁斗「俺のトレーニングは戦術だ」
裕翔「戦術?」
暁斗は裕翔との間合いを詰める。
裕翔「ッ......!」
裕翔は咄嗟に殴りかかるが暁斗は体を捻り、裕翔の攻撃をすんなりとかわす。
暁斗は裕翔の鳩尾を殴る。
裕翔「ぐふ...!」
裕翔は一発でダウンする。
暁斗「裕翔、怒れ」
裕翔「怒れるわけがないでしょう。怒る理由もないのだから」
暁斗は溜息を吐く。
暁斗「裕翔、その時は大切な人が殴られたと思えばいいんだ、例えば父親とか」
裕翔「そういうもんですかね?」
暁斗は頷きながら言う。
暁斗「そういうもんだ。少なくとも裕翔は怒れば怒るほど強い」
暁斗は裕翔を撫でる。
暁斗「まぁ、頑張るんだ、どれだけ弱かろうと、強かろうと、誰にでも弱点はある。それを見極めろ」
裕翔「...」
裕翔は静かに聞く。
暁斗「常に冷静に、周りを見て、答えを出せ。お前なら出来る...絶対にな」
暁斗は裕翔に言う。
暁斗「準備が出来たら言え、いつでも相手してやる」
裕翔は暁斗の背中を見ながらこう言う。
裕翔「はい!師匠」
それから1日後の暁斗とのトレーニングの日。
裕翔「今度こそ勝ちます!」
空亡「裕翔、今のお前ならいける」
マグナロク「裕翔!冷静に」
キラー「裕翔、お前ならいける」
松野「頑張れー!」
リカ「頑張って」
海斗「裕翔ー!そんな雑魚に負けるな」
ハナ「お兄ちゃん!やっちゃえー!」
何故か人が増えていた。
裕翔(何で増えたんだ)
暁斗
ハルカ「では、よーい...」
ハルカ「始め!」
二人の姿が消える。
そして、裕翔は暁斗の刀を掴んでいた。
そして裕翔の中で何かが燃える。
第六十話完




