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86話「自分で残した証拠」


 グレイの暴露動画に関する調査結果が公表されてから、三日後。

 俺たちは、食堂で使うダンジョン食材を採取するため、スライム帝王(エンペラー)の迷宮へ来ていた。


 向かうのは、第六層。

 協会が食用と確認している茸や、明里さんが新しい料理へ使う予定の素材を集める。


「今日の採取量は、無理のない範囲で構いません」


 明里さんから渡された依頼書には、必要な素材と希望数が記載されていた。

 店で出す料理に使うため、傷んでいない物だけを選ぶ必要がある。


「シズク。茸の近くで魔法を使う時は、威力を抑えようね」

「ぷるっ!」


「ユキは、採取した物を守ってくれるか?」

「ぴるっ!」


 ユキの左右へ浮かぶ白銀鎧が、返事をするように小さく動く。


「食材を守るのも大切だけど、危険な時は自分の安全を優先するんだぞ」

「ぴるっ」


 俺たちは、探索者協会の転移設備を使って第六層へ移動した。

 グレイの件があるため、今回の予定は共同アカウントで告知していない。

 髙橋さんへも、出発する直前に報告しただけだ。

 それでも、ボディレコーダーは常に作動させている。



 ◇



 第六層へ到着してから、三十分ほどが経過した。


 通路の壁際には、大小の茸が生えている。

 俺は、その中から食用にできる物へ『解析鑑定』を発動させた。



 ◇____________________


 『ダンジョン甘口茸』


 『品質:B』


 『状態:良好』

 『毒性:なし』

 『採取:可能』


 『推奨』

 ・根元を傷付けないよう切断

 ・採取後は低温保存

 ・十二時間以内に下処理


 ____________________◇



「この一帯の茸は、採取しても問題なさそうだ」

「では、私が周囲を警戒します」


 美咲さんが剣へ手を添え、通路の奥を確認する。


 俺が茸の根元へ採取用の小刀を入れる。

 切り取った茸を布で包み、ユキが守っている採取箱へ収めた。


「ぴるっ!」


「ありがとう。次も頼むよ」

「ぴるるっ!」


 採取箱を任されたことが嬉しいらしく、ユキが白銀鎧を箱の左右へ移動させる。

 シズクも手伝いたいようで、採取前の茸を一つずつ覗き込んでいた。


「ぷる?」

「それは、まだ取らないよ」

「ぷるっ」


 違う茸へ移動しようとした時、スライムの耳飾りから弱い警戒心が伝わってきた。

 行きに視線を送ると、通路の先に視線を送り、警戒している。


「ユキ、こっちへ」

「ぴる……」


 ユキを背後へ隠す。

 誰かに見られているような、そんな感覚を感じた。


「どうしましたか?」

「誰かいるみたいだ」


 通路を振り返る。

 少し離れた岩陰で、人影が動いた。


「そこにいる方。何か用ですか?」


 返事はない。

 代わりに、岩陰から小型の撮影魔導具が僅かに覗いた。

 美咲さんが、シズクを抱き上げる。


「撮影されています」

「ぴる……」


 ユキも、白銀鎧を前へ出し、警戒体制に入る。


「撮影をやめて、姿を見せてください」


 もう一度伝える。

 しばらくして、岩陰から一人の男が現れた。

 顔は、動画で見たことがある。


「グレイ……」

「やっと見つけたぞ、リン」


 グレイは、右手に配信用の撮影魔導具を持っていた。

 その表面には、配信中を示す赤い光が灯っている。


「俺たちを追ってきたんですか?」

「質問に答えてもらうためだ」


「警察と探索者協会を通してください。直接の接触はやめるよう、伝えられているはずです」

「俺は探索者だ。ダンジョンへ入る権利がある」


「同じダンジョンへ入ることと、特定の人間を追い掛けることは別です」

「たまたま同じ階層に来ただけだ」


 グレイが、俺たちへ撮影魔導具を向ける。


『本当に追い掛けてきたのか?』

『前の盗撮で警察へ相談されてるんだろ?』

『リンたち、明らかに嫌がってるぞ』

『質問へ答えれば済む話じゃない?』

『ダンジョンで待ち伏せは危険だろ』


 配信画面には、次々とコメントが流れていた。


「配信を止めてください。それから、俺たちへ近付かないでください」

「止めるわけないだろ。逃げずに答えろ」


「会社と探索者協会から、調査結果が公表されています」

「あれは、お前たちが口裏を合わせただけだ!」


 グレイの大声が、通路へ響く。

 美咲さんが、周囲を警戒しながら一歩前へ出た。


「大声を出さないでください。魔物が寄ってきます」

「俺はリンに聞いてるんだ。お前は黙ってろ」

「これ以上近付かないでください」


 美咲さんの声が低くなる。

 シズクが腕の中で身体を縮めていた。


「ぷる……」


 耳飾りを通じて、シズクの警戒心と不安が伝わってくる。

 ユキも、俺の足へ身体を寄せた。


「ぴる……」


 グレイが、二匹を撮影するために横へ回り込もうとする。


「シズクとユキへ、許可なく近付かないでください」

「こいつらも仕込みなんだろ?」


「違います」

「だったら、近くで撮らせろよ。契約情報も見せられるだろ」

「見せる義務はありません」


 グレイが、通路の中央へ立つ。

 帰還方向へ続く道を塞ぐ位置だった。


「そこを空けてください」

「質問へ答えるまでは動かない」


「通路を塞ぐ行為は、探索規則に違反します」

「お前たちの専用通路じゃないだろ」


『いや、完全に進路塞いでるじゃん』

『他の探索者が来たらどうするんだ?』

『シズクとユキが怖がってる』

『従魔へ無断で近付くなよ』

『これ、自分で違反の証拠を配信してないか?』


 グレイはコメントを確認していない。

 撮影魔導具を向けたまま、俺へ詰め寄ってくる。


「会社の資料は本物だった! 親父と叔父さんが本物だと言ったんだ! 二人とも、あの会社にいたんだぞ!」

「今、資料を受け取った相手を話しましたね」


「それがどうした!」

「警察は、情報の提供者を確認しています」


 グレイの表情が僅かに変わる。

 だが、配信は続いたままだ。


 父親である具土と無野元部長から資料を受け取ったという発言も、そのまま記録されている。


「二人が作った資料じゃない! 会社に残っていた本物だ!」

「その資料が改変されていたことは、会社側の原本と比較して確認されています」

「会社が、あとから原本を作ったんだろ!」

「それ以上は、警察へ話してください」


 俺は探索者ベルトの緊急通報石へ触れた。

 現在地と、ほかの探索者から進路を塞がれていることを送信する。


「勝手に連絡するな!」

「ここはダンジョンです。問題が起きた場合、協会へ報告する義務があります」


 グレイが、さらに一歩近付いた。


 その時だった。

 耳飾りから、別の強い敵意が伝わってくる。

 俺は通路の奥へ『解析鑑定』を発動させた。

 岩壁の陰から、二匹のスライムが現れる。


「魔物が来る! 美咲さん!」

「はい!」


 美咲さんが剣を抜く。


「グレイさん。戦闘になります。すぐに後ろへ下がってください!」

「話は終わってないぞ!」


「今は戦闘を優先してください!」

「俺に命令するな!」


 グレイは通路の中央から動かなかった。

 二匹のアシッドスライムが、身体を大きく膨らませる。

 表面へ集まった魔力が、粘液弾へ変わった。


「攻撃が来る! 右へ避けてください!」

「質問に答え___」


 最初の粘液弾が放たれた。

 狙われているのは、グレイだった。


「危ない!」


 俺が避けるよう叫ぶ。

 だが、グレイは撮影魔導具を俺へ向けたまま、反応が遅れていた。


「ユキ!」

「ぴるっ!」


 ユキの白銀鎧が、一気にグレイの前へ移動する。

 二枚の半透明な装甲が重なり、粘液弾を受け止めた。

 強い衝撃音が響く。


「ぴるっ……!」


 白銀鎧が後方へ押される。

 それでも、粘液弾がグレイへ届くことはなかった。


「ユキ! 大丈夫か?」

「ぴるっ!」


 装甲の表面には、僅かな傷が付いている。

 だが、ユキ自身に怪我はない。


「シズク、一匹目へ風弾!」

「ぷるっ!」


 美咲さんの肩へ移動したシズクが、圧縮した風を放つ。

 風弾が一匹目のスライムへ直撃し、身体を大きく後方へ弾いた。


「美咲さん、左の個体が跳ぶ!」

「分かりました!」


 二匹目が、身体を縮めて飛び掛かってくる。

 美咲さんは軌道を見切り、剣の腹で受け流した。

 床へ落ちたアシッドスライムへ踏み込み、一撃で魔核を破壊する。

 残る一匹が、再び粘液弾を作り出す。


「グレイさん、そこから離れてください!」


 俺が指示しても、グレイは通路の中央に立ったままだ。


「今の攻撃、本当に俺を狙ってたのか? 最初から、こうなるように___」

「邪魔です! 下がってください!」


 美咲さんが、強い口調で制止する。

 グレイが立っているため、正面から攻撃できない。

 残ったアシッドスライムが、グレイの背後で身体を膨らませていた。


「白銀鎧を右へ!」

「ぴるっ!」


 ユキが装甲を移動させ、グレイの右側へ退路を作る。


「右へ避けてください!」

「っ……!」


 グレイが、ようやく横へ跳ぶ。

 直後、二発目の粘液弾が通り過ぎた。


「今だ!」

「行きます!」


 美咲さんが床を蹴る。

 すれ違いざまに剣を振り抜き、残ったスライムの魔核を切り裂いた。

 二匹目の身体が崩れ、床へ魔核だけが残される。


「戦闘終了……」


 周囲に新しい敵意がないことを確認する。


「ユキ、白銀鎧を見せて」

「ぴるっ」


 装甲へ付着した粘液を、専用の布で拭き取る。

 傷は浅く、機能にも問題はなかった。


「怪我はない?」

「ぴるるっ!」


「ありがとう。助かったよ」


 俺が身体を撫でると、ユキが手のひらへ身体を押し付けた。


『ユキが守ってくれたのに、まだ仕込みとか言うのか?』

『グレイが動かないせいで戦いにくそうだったぞ』

『戦闘中に質問を続けるなよ!』

『これ、完全に探索妨害だろ』

『リンたちはグレイまで守ってるじゃん』

『自分の配信で全部残してるの、何なんだ?』

『早く配信を止めて協会へ連絡しろ』


 グレイは、流れるコメントへ目を向ける。


「違う。俺は邪魔なんてしてない」

「通路を塞ぎ、退避の指示にも従いませんでした」


「お前たちが、勝手に戦闘を始めたんだろ!」

「魔物から攻撃されました。俺たちが始めたわけではありません」


「それも仕込みだろ!!」

「俺たちのボディレコーダーと、あなた自身の配信に残っています」


 グレイが言葉を失う。

 その時、帰還方向から複数の足音が聞こえてきた。


「探索者協会、迷宮警備課です!」


 二人の職員が、武器を構えながら通路へ現れる。

 装備の胸元には、作動中の記録魔導具が取り付けられていた。


「全員、その場から動かないでください!」

「大丈夫ですか?」


 一人が俺たちの状態を確認する。

 もう一人は、グレイと俺たちの間へ立った。


「怪我人はいますか?」

「いません。ユキの装備に、軽い損傷があります」

「ぴるっ」


「そちらの方は?」

「っち、おい。お前ら___」


 グレイが、警備職員へ撮影魔導具を向ける。


「丁度いい聞け。こいつらが俺の質問から逃げて___」

「撮影を停止してください」


「これは生配信だ。探索者協会が、都合の悪い配信を止めるのか?」

「関係ありません。現場の安全確保を行います。直ちに停止してください」


「嫌だね。国民には知る権利がある」

「ここは戦闘が発生するダンジョンです。職員の安全指示に従ってくれない場合は強行手段を取ります」


 そう言って警備職員が腰の剣に手を添え、再度命じる。

 だが、それでもグレイは配信を止めなかった。


「具土礼司さん」


 本名を呼ばれ、グレイの身体が僅かに揺れる。


「ゲートの入場記録から、あなたが一城さんたちのあとを追って第六層へ移動したことを確認しています」

「偶然だ」

「あなたは入場前から、一城さんたちの移動を撮影していました」


 グレイが黙り込む。


「さらに、先ほどの戦闘についても、迷宮内の記録魔導具で確認しています」


 通路の天井には、救助や規則違反を確認するための記録魔導具が設置されている。


 俺たちのボディレコーダー。

 警備職員の記録。

 通路の固定記録。


 そして、グレイ自身の配信。その全てに同じ行為が残っていた。


「特定パーティーへの継続的な追跡」

「追跡じゃない!」


「退路となる通路の封鎖」

「少し話を聞こうとしただけだ!」


「登録従魔への無断接近。戦闘開始後の退避指示の無視。ほかのパーティーへの戦闘妨害」

「俺は、何もしてない!」


「今後の判断は、記録を確認したうえで行います。現在の探索を中止し、職員と共に帰還してください」

「断る」


「従わない場合は、緊急措置として探索者ライセンスを一時停止します」

「こんなことで、俺の資格を止められるわけないだろ!」


 グレイが、俺たちへ近付こうとする。

 警備職員が、その進路を塞いだ。


「これ以上の接近は認めません」

「どけよ! まだリンに聞くことが残ってる!」


「一城さんたちへの接触を中止してください」

「こいつが答えれば終わるんだ!」


 グレイが声を荒らげる。

 配信は、まだ続いている。


『職員の指示まで無視してる』

『もう質問じゃなくて、ただの付きまといだろ』

『戦闘を妨害したのに反省してない』

『ライセンスを止められて当然だ』

『誰か配信を保存しておいて』

『さっき、親父と叔父から資料を貰ったって言ったよな?』

『偽造資料の出所まで自分で話してるじゃん』


 コメント欄の流れが、急速に変わっていく。


「違う……」


 グレイが、画面へ向かって首を振る。


「俺は、リンの嘘を暴こうとしただけだ!」

「その話は、探索者協会と警察で伺います」


 二人の警備職員に促され、グレイは帰還することになった。

 最後まで配信を止めようとはしなかった。



 ◇



 俺たちも、安全を優先して探索を中止した。

 採取できた食材は予定より少ない。

 それでも、全員が無事に帰還できた。

 探索者協会本部へ戻ると、調査課の確認室で映像の提出を行う。


「全ての記録が一致しています」


 髙橋さんが、複数の映像を順番に確認する。


「グレイ自身の配信映像も、削除される前に保存しました」

「まだ配信は残っているんですか?」

「先ほど、動画配信サービス側によって停止されました」


 グレイの配信アカウントには、多数の通報が行われていた。


 悪質な付きまとい。

 無断撮影。

 個人情報の公開。

 危険区域での迷惑行為。

 戦闘妨害。


 配信サービスは問題が重大だと判断し、アカウントを凍結した。


「グレイの探索者ライセンスについては、緊急の一時停止処分が行われました」



 ◇____________________


 『探索者ライセンス・緊急処分』


 『対象者:具土礼司』


 『処分』

 ・探索者資格:一時停止

 ・ダンジョンへの入場:禁止

 ・探索者協会施設の一部利用:制限


 『確認された行為』

 ・特定探索者への継続的な追跡

 ・許可のない撮影および配信

 ・ダンジョン内通路の封鎖

 ・登録従魔への無断接近

 ・戦闘中の他パーティーへの妨害

 ・迷宮警備職員の指示を拒否


 『正式処分』

 ・審査後に決定


 ____________________◇



「配信活動だけでなく、探索者としても処分されるんですね」

「ダンジョン内での妨害は、ほかの探索者の命に関わります」


 髙橋さんの表情は厳しい。


「今回は、一城さんたちが対処できたため怪我人は出ませんでした。しかし、経験の浅いパーティーで同じことを行えば、死者が出る可能性もあります」

「ユキが守らなければ、グレイ本人も粘液弾を受けていました」

「ぴるっ」


 ユキが、自分の話だと分かったように身体を伸ばす。


「ユキ。今度から、無理に危険な人まで守らなくていいんだよ」

「ぴる?」


「でも、助けてくれてありがとう」

「ぴるるっ!」


 ユキが、嬉しそうに俺の腕へ身体を寄せた。


「シズクも、急な戦闘だったのによく対応できたね」

「ぷるっ!」


 美咲さんに褒められ、シズクも元気よく返事をする。


「一城さん」


 髙橋さんが、別の記録を表示した。


「配信中、具土礼司は、偽造資料を父親と叔父である無野元部長から受け取ったと発言しています」

「その部分も、警察へ提出するんですか?」

「はい。既に共有しています」


 グレイは、父親と無野元部長の名前を自分から口にした。


 誰に強要されたわけでもない。

 編集された動画でもない。

 本人の生配信として、多くの視聴者へ届けられた言葉だった。


「具土元副社長と無野元部長に対しては、資料改変と名誉を傷付ける情報の拡散について、本格的な捜査が始まります」

「グレイは?」

「先ほど、警察署へ任意同行しました」


 偽造資料を受け取った経緯。

 動画を作成する前に、どこまで事実確認を行ったのか。

 俺たちの本名や写真を、誰から入手したのか。

 全てについて事情を聴かれる。


「俺たちも、改めて話をする必要がありますか?」

「後日、確認をお願いする可能性はあります。ただ、現時点では提出された映像で十分です」


 髙橋さんが、俺たちのボディレコーダーを返却する。


「今日は、帰宅していただいて大丈夫です。マンションまで警備職員が同行します」

「分かりました」



 ◇



 探索者協会本部から、地下通路を使ってマンションへ戻る。

 扉の外側には、二人の警備職員が待機していた。


 一人が俺たちの登録証を確認し、もう一人が通路の周囲と監視映像を確認する。

 グレイが、この先へ入ってくることはできない。


「陸斗さん」


 美咲さんが、隣を歩きながら俺を見る。


「大丈夫ですか?」

「はい。正直、疲れましたけど」


「私もです」

「ぷる……」

「ぴる……」


 シズクとユキも、俺たちの疲れを感じ取ったらしい。


「今日は、ユキとシズクと一緒にゆっくり休もう」

「そうですね」


 エレベーターで十二階へ向かう。

 グレイは、自分の正しさを証明するために配信を始めた。


 だが、その配信へ残されたのは、


 俺たちを追ってダンジョンへ入ったこと。

 通路を塞いだこと。

 シズクとユキへ無断で近付いたこと。

 戦闘を妨害したこと。

 職員の指示を拒否したこと。


 そして、偽造資料を父親と無野元部長から受け取ったという自分自身の証言だった。

 グレイが最後に暴いたのは、俺たちの嘘ではなく、自分と父親たちが行ってきたことだった。

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