表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
続・転生しても、現代社会じゃ魔法は要らない子?! 〜と思ってたら実は仕事になった!  作者: 極楽とんぼ
新しい洞窟

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
60/98

壁と扉

『じいさんとおっさんが来たよ〜』

 碧と朝ごはんを食べていたら、コン吉から念話がきた。

 ここだと聖域がそれなりに近いから、大目に魔力を渡しておくと連絡が取れるんだよね。

 昨日、藤山家からの帰りに聖域に寄って、誰かが来て作業をする予定だから、物を動かしているのは見せないでねと念を押し、ついでに人が聖域に来たら教えて欲しいと追加で魔力を渡しておいたのだ。


「もう尾山さんと碧パパが聖域に来たみたい」

 フレンチトーストにシナモンをかけていた碧に知らせる。

 諏訪に来て、卵や生鮮食品を買ったら全部1週間で食べ終えようとするから、食生活が豪勢になりがちなんだよね。

 卵もないと不便だしと思って買うと、パックを全部終わらせるなら……ってことでフレンチトーストも多くなる。

 メープルシロップを買っていないのでホットケーキは無いんだけどね。

 あと、パックのレンチンするお米はあるけど炊飯器買ってないので朝食は洋食系になりがちだ。


 今は普通のトーストでもパンをフライパンで軽く焼いているんだけど、今度オーブントースターを買おうかな。ラックを買いにホームセンターに行く際に、電気製品が無いか見て回っても良いかも。

 まあ、照明や扇風機はあってもオーブントースターは無いかもだけど。あれはそうそう買うもんじゃ無いだろう。とは言え、今だったら新社会人が家を出た際に買い揃える需要があるかも?

 目玉焼きやスクランブルエッグを作っている間にパンが冷めるのはちょっと残念なんだよね。かと言ってスクランブルエッグは電子レンジで作ってもべちゃっと固く固まっちゃってイマイチ美味しく無い。

 なんか手間暇かければ美味しく作るのも可能らしいんだけどね〜。どうも細かく何度も状態を確認して混ぜる必要があるっぽくて面倒くさそう。


「相変わらず、こっちは朝が早いわね〜。

 食べ終わったら行こう」

 オレンジジュースを注ぎながら碧が頷く。


 と言う事で、朝食を食べ終えたら聖域の方に行った。

 碧パパと、初老の男性が新しい洞窟の前で何やら動き回りながら話し合っている。


「これ……洞窟分の土や岩はどうしたんだ?」

 私らを見かけた碧パパが尋ねてきた。


「白龍さまのブレスで、消えた。

 一瞬だったのよ〜」

 碧があっさり答える。

 マジで一瞬だった。


「流石白龍さま」

 かっかっか!と笑いながら初老に男性が言った。

「あ、尾山さん、こちらが私と一緒に退魔協会で働いている長谷川凛さん。

 凛、尾山工房の尾山禎佑さんよ」

 碧が初老の男性を紹介してくれた。


「長谷川です、よろしくお願いします」

「うむ、よろしくな」


 軽く挨拶を交わした後、尾山さんは何やらレーザーポインターみたいのを取り出して洞窟の入り口をあちこち照らしながら数字を手元のクリップボードに留めてある紙に書き込み始めた。

 ちょっと覗き込んだら洞窟の形が書いてあって、それにあちこちの寸法がメモしてあるから、このレーザーポインターっぽいのはレーザー距離計ってやつなのかな?


 諏訪で借りている部屋の寸法とかを測るのに以前買おうと思ったけど、実はリンゴ社のタブレットにいつの間にか計測アプリが入っていたから止めたんだよね。

 まあ、計測アプリはやり方が悪いのか、使い方次第で数値が変わりまくったので結局は自分でメジャーを使って測ったけど。


「こんなものか」

 そう言って尾山さんが頷いて手を止めた。


「アルミの外壁材サイディングと扉を注文しておこう。

 木材じゃあ定期的に防水加工をせねばならんからな。

 2、3万で済むと思うが、それで構わないか?」

 尾山さんが碧パパに尋ねる。


「それでお願いします」

 碧パパが頷く。

 工房だとそう言う注文とかもしやすいのかな?


 と言うか。

 碧パパが自分で木の板を切ってはめ込む訳じゃないんだ〜。

 考えてみたら、もう一つの保管庫代わりの洞窟の入り口も金属っぽい壁と扉だよね。

 木材だと腐ったり虫食いになるから維持が大変なのだろう。


 ニスとかそう言うのを毎年塗るのも可能っちゃあ可能だけどね。

 ただまあ、私らは良いとして、将来的に翔君や彼の子供が維持に苦労したら悪いしね。


「ありがとうございます。

 ラックを買ってきて中に組み立てて置いても大丈夫ですか?」

 碧が尋ねる。


 そうだよね、扉を付けちゃう前に外で組み立てて中に運び込んじゃう方が楽そうだ。

「構わんよ。

 ただし、将来出せなくなると面倒かもしれん。解体できるだけの場所を確保しておいて、無理に詰め込みすぎんようにな」

 尾山さんが言った。


 確かに。

 ラックが劣化して買い換えようと思ったのに、運び出せなくて壁ごと取り替えなくなきゃいけないなんて事になったら、面倒すぎる。

 まあ、どちらにせよ中で段ボール箱を持って出入りしやすいぐらいの幅で通路を確保するつもりだから、大丈夫だとは思うけど。

 一応、ラックを見る際に洞窟の内寸をしっかり把握して買うようにしないとだね。


「気をつけます!」

 碧がにこやかに言った。


 そんじゃあ、ホームセンターにラックを買いに行くか。

 扉と壁代は出来上がってから碧パパに払えば大丈夫だよね?









評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
リンゴ社のタブレットって計測アプリまで入ってるんですね でも、計測結果が当てにならないんじゃ なんちゃってアプリかな
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ