桜が舞う春
桜が少しずつ3月になり見えてきた。私は変わらず優輝君を目で追い続けている。しかし、ついていくだけではもう満足しないので、新たな行動に出ることにする。それは、ハッキングである。優輝君のスマホのパスワードがわかれば、私以外の女子と話していないか知ることができるもんね。
ハッキングは初めてであったが、従妹がハッカーのため、話を聞いてみたら私にも案外簡単にできた。パスワードがわかったので、遠隔で優輝君のスマホにログインをした。
(優輝君たらひどいっ!)
そこにあったのは、私の親友である真由美と優輝君のツーショット写真であった。
(真由美ぃ!裏切ったな!親友の彼氏を奪うとかありえないし)
私は、早速真由美に連絡を取り、問いただすことにした。
「真由美さ、私に隠してることあるよね?」
「え?なんもないけど」
「とぼけんじゃねぇよ!優輝君とどういう関係なんだよ」
「彼氏だけど?夢乃に言ってなかったっけ?ごめんごめん!」
「はぁ~!親友のくせに私の彼氏奪うとかどういう神経してるんだよ!」
「夢乃って優輝のこと好きだったの?知らなかったごめん。ていうか夢乃って優輝と付き合ってんの?」
「そうだよ!ていうか優輝君も浮気なんてひどい」
「確認したいから呼び出すね」
「うん。」
「真由美。いきなり呼びだすなんて何事?うん?なんでこいつがいんの?」
「正直に答ええてほしんだけど、優輝、夢乃と付き合ってるの?」
「付き合ってるわけねぇだろ。こんなやつと!第一告白されたけど真由美のこと好きだから断ったし!そもそもこいつ俺のこと毎日ストーカーしてきて迷惑なんだよね」
「はっ!?ストーカーじゃないし。大好きだから見てあげてるんだよ!」
「ガチうぜぇしいい加減にしろ!勝手に妄想で恋人にすんじゃねぇ」
「そっか、辛かったね。真由美に脅されて付き合ってるんだね。心配しないでいいよ。これからは私が守ってあげるから。ずっとそばにいていいよ。」
「何言ってんだよ!お前の考えヤバいんだけど!」
「口調もこんなになっちゃってかわいそうだな。ほらおいでっ!」
「何度言えばわかんだよ!」と言い、俺は夢乃を路上に突き倒した。
すると、野次馬が集まってきた。
「ほら!優輝いくよ!面倒ごとに巻きこまれたくねぇし」




