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日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


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フラワーアレンジメント

 お祝いにお花を頂いた。籠に入ったアレンジメントだ。色とりどりの花がきれいだ。


 テーブルの真ん中に置いた。どこから眺めてもきれいなのが、さすがプロだなと感心する。


 しばらくたつと、だんだんと花が枯れてきた。枯れたものを取り除いていくうち、アレンジメントは寂しくなっていった。


「そろそろ全部処分しないと」


 最後の花もかれてしまって、私は刺さっていた花を全て取り除き、ふと、緑色のスポンジを見て、悲鳴を上げた。


 花を抜いた後のスポンジの上には、


『呪』


の文字が花々の刺さった跡で象られていた。


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