38/67
バスケットゴール
うちの近所の小さな公園にはバスケットゴールが設置してある。
ある日、若くもなければバスケの経験もないのに、わざわざバスケットボールを買って公園でシュートをしていた。
もちろん、ほとんど入らない。普段運動もしないから息も切れるし、ドリブルだってうまくできない。
夕方、くたくたになってその場に座り込んだ。薄闇が広がる中、ぼんやりバスケットゴールを見上げていると、バスケットゴールがぐにゃりと曲がって、バックボードが私の顔の目の前に来た。リングがまるで笑っているように弧を描いた。
意味不明すぎて、頭が真っ白になった。気が付いたら夜中になっていて、バスケットゴールは澄まして元通りに立っていた。
読んでくださり、ありがとうございます。




