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日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


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子猫トラップ

 子猫の鳴き声が聞こえて来て、気になって外へ探しに行った。


 どうやら家の裏手の方で鳴いているようだ。


 そっと家の裏手に回って、耳を澄ました。子猫特有の鳴き声を頼りに探していると、どうやら床下に入り込んでいるらしい。


 だいぶ古い家だから基礎部分に床下換気口がついている。金属の格子はさびて外れている部分もあった。


「ここか?」


 床下換気口に腕を突っ込んで探った。


 ベロンと大きな舌で舐められた感覚がして、悲鳴を上げた。引き抜いた腕は濡れていた。


読んでくださり、ありがとうございます。

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