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日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


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歯科医院

 私が通っている歯科医院には変なものがいる。


 診療台に案内されて座ると、目の前に窓がある。窓の前にはちょっとしたインテリアが置いてある。可愛らしい猫とか、アニメのキャラクターとか。大人向けというよりは、子供の気をそらすためのものに見える。


 そのインテリアの背後から、よく小さな人間がこちらを覗いている。


 おじさんの様だったり、少年の様だったり、性別が男と言う以外外見に統一性はない。


 今日もそいつは居て、バカみたいに、変な格好で飛び跳ねていた。調子に乗りすぎたそいつは、足を踏み外して床に落ちて、消えた。


 


読んでくださり、ありがとうございます。

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