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日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


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『万華鏡』『オルゴール』

『万華鏡』


 片付けものをしていたら、万華鏡を見つけた。私が小さいころ、おじいさんがどこかのお土産で買ってきてくれたものだ。 


 小さいころの私はすぐに飽きてしまったんだろう。きれいな状態だった。


 万華鏡を覗いた。


 回すたびにきれいな模様が見えて、私は自然と口がほころんだ。


 次の瞬間、模様が全て小さな目になって、私を見つめた。

 




『オルゴール』


 リサイクルショップで小さなオルゴールを見つけた。箱型で、蓋をあけると鳴るタイプだ。箱には美しい花が描かれていた。


 気に入った私はインテリアとしてそれを購入した。


 何気なくオルゴールを鳴らしてみようとネジを巻いて、蓋を開けた。


 しばらく無音の後、悲鳴が鳴った。


読んでくださり、ありがとうございます。

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