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日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


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 かわいいイラストが描かれた、赤い箱に入ったお菓子をもらった。家族で食べて、箱は潰して捨てた。


 収集日に、ゴミをまとめて出した。新しいゴミ袋になって、すっきりした気分だ。


 ごみを捨てようと蓋を開けると、赤いものが入っている。よく見るとつぶれているが、もらったお菓子の箱だ。


「何で?捨てたのに」


気味悪く思ったけど、そのままごみを捨てて、また収集日に出した。


「また……」


 その後数度繰り返された私は、だんだん腹が立ってきて、その箱を河原に持って行って灰にした。すっきりした。


 だけど、翌日になると、ゴミ箱に灰と燃えカスが入っていた。


 庭には、焦げ跡のついた石がぽつんと転がっていた。


読んでくださり、ありがとうございます。

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