表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日常のはざまで――掌編集――  作者: 猫野沙子


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
15/28

おじいさん

 家のすぐ裏手の山は、うちの土地だ。祖父が生きていたころは、祖父が時折間引いていたが、父も私も普通の会社員でそういう作業をしたことがなかった。


「そろそろ間伐しないとまずいな」


父はどこかへ電話した。数日したある朝、一人のおじいさんが軽トラックに乗ってやってきた。小柄で細いおじいさんが木を切る人らしい。


「あの人、大丈夫なの?」


 山へ入っていく、斧をもったおじいさんを見送りながら父に聞くと、父も困惑していた。


「知り合いの会社に電話したんだ。すごい人だからって言ってたけど……」


チェーンソーすら持ってない人を寄こされたのかと、父は怒っていた。


 会社に行き、帰ってくると山がすっきりしていた。ちょうど山からおじいさんが下りてきて、


「切った木の処理は明日、別な奴らがくるよ」


と言って帰っていった。私の少し後に帰ってきた父も、呆然と山を見つめた。



読んでくださり、ありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ