99話 帰還後の日常!なのです!!④
「できたの!」
ずいほうが、嬉しそうな声を上げる。
調理台の上には、きれいに盛り付けられた料理が並んでいた。
卵焼き。
オムライス。
ふわふわのオムレツ。
それだけではない。
卵を使った料理が、いくつも用意されている。
「わぁ……!」
よなぐにが目を輝かせる。
「いっぱいあるのです!」
みきしおも、料理を見て嬉しそうにする。
「頑張ったかいがあったの~」
U-ハイドラも、いつの間にか椅子から起き上がっていた。
「さっきまで寝てたでしょ」
てんりゅうが呆れたように言う。
「おいしそうな匂いがしたから~~」
「まったく……」
湊は苦笑する。
「でも、これだけ作ったんだ。みんなで食べようか」
「はい!」
みんなで料理をテーブルへ運んでいく。
「卵焼きはここなの」
ずいほうが丁寧に置く。
「オムライスはこっちですね」
アイオワも料理を並べていく。
「お皿も全部そろってる、です」
くろしおが最後の皿を置いた。
「これで準備完了ですね」
よなぐにが笑う。
全員が席に着く。
「それじゃあ……」
湊がみんなを見る。
今回の調査任務。
危険なエネルギアとの遭遇。
激しい戦闘。
そして、無事な帰還。
いろいろなことがあった。
けれど今は、みんなここにいる。
「いただきます!」
「「「「「「「いただきます!」」」」」」」
元気な声が響く。
「ん~!」
みきしおが卵焼きを頬張る。
「おいしいのです!」
「よかったの」
ずいほうも嬉しそうに笑う。
「このオムライスも、とてもおいしいです」
アイオワも一口食べて、笑顔になる。
「えへへ……なの」
ずいほうの顔が、さらに嬉しそうになる。
U-ハイドラはというと、
「おいしい~~」
そう言いながら、次々と料理を食べている。
「ちょっと、ちゃんと味わって食べなさいよ」
てんりゅうが注意する。
「味わってるよ~~」
「本当かしら……」
そんなやり取りを見て、湊も自然と笑っていた。
食事が終わる頃には、料理はほとんどなくなっていた。
「ごちそうさまでした!」
「ごちそうさまなのです!」
食器を片付け、調理エリアをきれいにする。
「今日は楽しかったの」
ずいほうが満足そうに言う。
「またみんなで料理したいですね」
アイオワが微笑む。
「そうですね」
湊も頷く。
「さて、そろそろ第四ドックへ戻ろうか」
「はい!」
みんなで調理エリアを出る。
「今日はいっぱい食べた~~」
U-ハイドラが、お腹をさすりながら歩く。
「食べたのはいいけど、ちゃんと歩けるでしょうね?」
てんりゅうが心配そうに見る。
「歩ける~~」
「ならいいけど……」
そんな会話をしながら、七人は第四ドックへ向かっていく。
長かった調査任務は、もう終わった。
今はただ、いつもの場所へ戻るだけ。
そして、第四ドックには――いつもの日常が待っている。
「ただいまなのです!」
みきしおの声が、ドックの中へ響いた。
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