↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第八幕 深海に眠るもの

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
91/155

91話 驚異と戦闘!なのです!!④



まばゆい光が、巨大な砲身の奥で膨れ上がる。


(来るぞ! 全員、もっと散開!!)


「はいっ!」


「了解なのです!」


「分かったわ!」


「了解~~!」


「了解です!」


「はい!」


「分かったの!」


みきしおたちは、もう一度、一斉にそれぞれの方向へ移動する。


次の瞬間――。


ズドォォォォォン!!!


巨大な砲撃が海中を走った。


砲弾が先ほどまでみきしおたちがいた場所を通り抜け、海底へと突き刺さる。


ドゴォォォォン!!!


海底が大きくえぐられ、砂や岩が一気に舞い上がった。


「す、すごい威力なのです……!」


「まともに受けたら、ただじゃ済まないわね」


「だから、当たらないようにするの」


ずいほうは、ドローンの映像を確認していた。


巨大なエネルギアは、砲撃を終えても動きを止めない。


その身体がゆっくりとこちらへ向きを変えていく。


(よし……今だ)


湊が全員へ指示を出す。


(みきしお、てんりゅう、よなぐに、くろしお。お前たちは正面から攻撃して、あいつの注意を引いてくれ)


「了解なのです!」


「分かったわ」


「はいっ!」


「任せてください! です」


(U-ハイドラとアイオワは、その後ろから援護。ずいほうはドローンを使って、あの隙間を監視してくれ)


「了解~~」


「はい♪」


「分かったの!」


全員が、それぞれの位置へ移動する。


「でも、どうやってあの隙間を狙うの?」


よなぐにが尋ねる。


(まだ決めていない)


「えっ?」


(まずは、あいつの動きを止める必要がある。隙間が弱点なのかも、まだ分からないからな)


湊は巨大なエネルギアを見つめる。


(だから、ずいほう。エネルギーの流れをできるだけ詳しく見てくれ)


「了解なの」


ずいほうのドローンが、再び巨大な背中へ近づいていく。


小さな隙間。


そこから漏れる淡い光。


そして、その光は主砲が動くたびに強くなっていた。


「……やっぱり、動いているの」


ずいほうが呟く。


(何か分かったか?)


「まだ分からないの。でも、主砲へ向かって光が流れているのは間違いないの」


(そうか)


その時、巨大なエネルギアがこちらへ向かって動き始めた。


「来るのです!」


(予定通りだ! 全員、攻撃開始!)


「水核魚雷、てー!! なのです!」


「私ももう一度やるわ!」


「いきます!」


「了解です!」


複数の魚雷が一斉に放たれる。


巨大なエネルギアへ向かって、魚雷が海中を進んでいく。


ドォン! ドォン! ドォン!


爆発が連続して起こる。


だが――。


「やっぱり、効いてない……です!」


くろしおが叫ぶ。


(構わない! そのまま動き続けろ!)


みきしおたちは攻撃を続けながら、巨大なエネルギアの周囲を移動する。


巨大な身体が、みきしおたちを追うように動く。


「こっちを見ているのです!」


「作戦通りね!」


(ずいほう、今だ!)


「了解なの!」


ドローンが巨大な背中へ近づく。


隙間の奥から、再び光が流れ始めた。


「……光が、強くなっているの」


その瞬間――。


巨大なエネルギアの身体が、ぴたりと止まった。


「止まった!?」


(違う!)


湊が叫ぶ。


(主砲を撃つ準備だ!)


巨大な砲身が、ゆっくりと動き始める。


そして、その砲身は――。


ずいほうのドローンがいる方向へ向き始めた。


「ドローンが狙われてるの!」


(ずいほう、すぐに離れろ!)


「分かったの!」


ドローンが急速に後退する。


巨大な砲身の奥で、再び光が膨れ上がっていく。


(全員、次の攻撃に備えろ!)


みきしおたちは、再び散開する。


そして湊は、画面に映る巨大なエネルギアを見つめた。


(……この攻撃を避ければ、もう一度だけ隙間を狙える)


撤退のための作戦は、まだ始まったばかりだった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。