9話 休憩時間!なのです!!②
「整備士さん! おはようございます!」
翌日の朝、みきしおが元気よく挨拶した。
「あぁ、おはよう……? ……二人はどこなのかな?」
「お二人ならあそこです」
みきしおは第四ドックの休憩スペースの方を指差す。
「ちょっと! U-ハイドラ!! 整備士さんが来たわよ! 起きなさい!」
「え~~、ね~む~い~」
てんりゅうがU-ハイドラをたたき起こしている。
「うん、元気そうだ」
「ですね♪」
「そうだ、みきしお」
「はい?」
「これ、作ってみたんだけど、飲んでみてくれる?」
「エンジンドリンクなのです! 作ったって、もしかして……」
「あぁ、整備士によって違うオリジナルブレンドってやつだよ」
湊は少し照れくさそうに言う。
「わー、はい! いただきますね♪」
みきしおは小さなお手てで容器をつかみ、飲んだ。
「っ~! 美味しいですよ! 整備士さん!」
「そ、そう? なら、よかった……」
「はい! いつもとは違って甘いですが、美味しいです!」
「うん、フルーツ風味を使ったからね」
「なるほどです♪」
「あー、ずるい~。私も飲む~」
いつの間にかU-ハイドラとてんりゅうが近くに来ていた。
「あぁ、君たちのぶんも、もちろんあるよ。はい」
「お~~」
U-ハイドラは受け取り、眺める。
「い、一応受け取っておくわ……」
てんりゅうはそう言いながら興味津々のようだ。
「ははっ、また作るから、飲んでいいよ」
「わ、わかってるわよ!」
「ん~、飲む~」
二人はオリジナルブレンド・エンジンドリンクを飲んだ。
「お~、甘くて美味しい~」
「えぇ、すごいわ」
「そう、喜んでくれてよかったよ」
整備士「湊」は、こういう日々が続けばいいと思った。だが、生きるためには必ずなにかと戦うことが来る。そう、胸に刻む。
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