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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第八幕 深海に眠るもの

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83話 調査任務!なのです!!③


「……今の、何だったんですか?」


よなぐにが不安そうに尋ねる。


「分からないの。まだ反応はあるの」


ずいほうは、じっと扉を見つめていた。


(……みんな、警戒してくれ)


湊の声がバイザーから響く。


「了解なのです!」


みきしおが答え、他の潜水娘たちも周囲を見回した。


(アイオワ、反応は?)


「まだあります。でも、先ほどより少し弱くなっています」


「弱くなった……?」


てんりゅうが不思議そうに呟く。


「何かが動いたように感じましたけど……」


「そうですね。ですが、今のところ外へ出てくる様子はありません」


アイオワがソナーを確認する。


(ずいほう、ドローンはどうだ?)


「扉の周囲を確認しているの。……あ、ここの横に小さな隙間があるの」


(隙間?)


湊が尋ねる。


「うん。でも、人は通れないくらい小さいの」


ずいほうの水中ドローンが、扉の横に残された細い隙間へ近づいていく。


「中は……暗くてよく見えないの」


(なら、無理に入れる必要はないな)


湊がそう言った。


(周囲の確認は大丈夫か?)


「大丈夫なの。いつでも、確認できるの」


(よし、くろしお、扉を調べてくれるか?)


「はい! です」


くろしおが扉へ近づき、表面や周囲を確認する。


「壊れているところはありますけど、完全に動かなくなっているわけではなさそうです」


「開けられそ~~?」


U-ハイドラが覗き込む。


「少し調べてみます! です」


くろしおは扉の端に付いている古い装置へ目を向ける。


「……ここに操作装置があります」


「まだ使えるの?」


よなぐにが尋ねる。


「分かりません。でも、少しだけ反応があります」


(よし。無理はしないでくれ)


「了解です!」


くろしおが装置を慎重に確認する。


しばらくして――。


「……動いたです!」


「本当?」


「はい! 少しだけですけど!」


古い装置の一部が、かすかに点灯する。


「すごいの……」


ずいほうが呟いた。


「長い間、海の中にあったのに……」


「それだけ、この施設が頑丈だったということでしょうか」


アイオワが周囲を見ながら言う。


「どうやら、完全に停止していたわけではないみたいだね」


てんりゅうは扉を見つめた。


(くろしお、開けられるか?)


「やってみます!」


くろしおが装置を操作すると、


ゴゴゴゴ……


低い音を立てながら、扉がゆっくりと動き始めた。


「開いたです!」


みきしおが声を上げる。


(みんな、まだ近づきすぎるな)


湊が注意する。


扉が少しずつ開いていく。


その向こうには、海水に満たされた暗い通路が続いていた。


壁には古い照明が並んでいるが、そのほとんどは消えている。


「……中は、かなり暗いですね」


よなぐにが呟く。


(ずいほう、ドローンを先に入れられるか?)


「分かったの」


水中ドローンが、開いた扉の隙間からゆっくりと内部へ入っていく。


「……通路みたいなの」


ずいほうが送られてくる映像を見る。


「奥まで続いているようです」


アイオワもソナーを確認する。


「今のところ、動くものは確認できません」


「よし。まずはここから調べよう」


湊が指示を出す。


「みんな、勝手に先へ行かないように。慎重に進んでくれ」


「了解!」


七人はゆっくりと、沈没した学業施設の内部へ入っていった。


長い間、誰も足を踏み入れていなかった海底の施設。


その静かな内部を、潜水娘(ダイブ・ドール)たちは少しずつ進んでいく。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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