↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第八幕 深海に眠るもの

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
82/155

82話 調査任務!なのです!!②



「反応、なの?」


「えぇ、少し変な感じが……」


アイオワがそう言い、湊が口を開く。


(ずいほう、念のため、水中ドローンを発艦してくれ)


「わかったの」


ずいほうはそう言い、艤装のカタパルトから水中ドローンを出し、


「偵察機、発艦なの」


発艦させた。


(よし、そのまま、周りを探索してくれ)


「了解なの」


水中ドローンは、沈没した学業施設の周囲をゆっくりと飛び回っていく。


「……」


ずいほうは、自分の艤装から送られてくる映像を見つめていた。


「どうですか、ずいほう?」


アイオワが尋ねる。


「まだ、よく分からないの……。でも、少しずつ反応が強くなっているの」


「反応が強くなっている?」


湊が聞き返す。


「うん。あっちの方なの」


ずいほうが、ドローンの向かっている方向を示す。


(みんな、そのまま反応の場所を確認してくれ)


「了解!」


みきしおたちも、その方向へゆっくり進んでいく。


しばらくすると、水中ドローンが建物の側面に近づいた。


「……あ」


くろしおが声を漏らす。


「何か見つけたの?」


「はい。あそこに、大きな扉があります!」


海水に覆われた建物の壁。


そこには、他の場所とは違う頑丈そうな扉が残されていた。


「入口でしょうか?」


よなぐにが尋ねる。


(その可能性はあるな。ずいほう、反応はどうだ?)


「……ここなの」


ずいほうが静かに答える。


その瞬間。


水中ドローンの画面に、小さな光が映った。


「反応が、一瞬だけ強くなりました」


アイオワが告げる。


湊は画面を見つめた。


(……どうやら、あの扉の向こうに何かあるみたいだな)


海底に沈んだ施設の扉は、長い年月を経てもなお、固く閉ざされたままだった。


「……この扉、かなり頑丈ですね」


くろしおが扉の表面を確認する。


「長い間、海の中にあったはずなのに……完全には壊れていません」


(無理に開ける必要はない。まず周囲を調べよう)


「了解です!」


よなぐにも扉の周辺へ移動する。


「こちらには、大きな破損はありません」


「アイオワ、内部の反応は?」


「……まだあります」


アイオワはソナーの表示を見つめた。


「ですが、何なのかまでは分かりません」


(そうか……)


湊は少し考える。


(ずいほう、ドローンを扉の周囲に回してくれ)


「分かったの」


水中ドローンが扉の横をゆっくりと進んでいく。


「……あ」


ずいほうが小さく声を漏らした。


「どうしたの?」


てんりゅうが聞く。


「扉の横に、何か書いてあるの」


ドローンのカメラが、海水と藻に覆われた壁面を映し出す。


そこには、かすかに施設名を示す文字が残されていた。


「これは……」


アイオワが画面を見つめる。


「施設の管理区画を示すものかもしれません」


(なるほど。ということは、ここはただの出入口じゃない可能性があるな)


「整備士さん」


ずいほうが突然、声を上げた。


「反応……少し強くなったの」


「え?」


その瞬間。


ドン……


海底に沈んだ扉の向こうから、小さな振動が伝わってきた。


「……今の、何ですか?」


よなぐにが不安そうに尋ねる。


湊は画面を見つめた。


(……みんな、警戒してくれ)


沈没した学業施設の奥で、何かが動いた。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。