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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第八幕 深海に眠るもの

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81話 調査任務!なのです!!①



その日の昼頃、湊のスマート・バイザーに司令官室からメールが届いた。


『先日、沈没した学業施設で不可思議な反応が出た。第四ドックに、これを調べる任務を与える』


湊はそれを読み上げた。


「だ、そうだ。みんな、準備はいいか?」


みきしおがみんなに確認を取る。


「はい! 大丈夫なのです!」


みきしおが言うと、みんなも頷く。


「よし、じゃあ位置に着け。出撃だ!」


そう言うと、出撃・練習用巨大プールにみんなが入り、出撃最終準備が完了した。


「よし! みんな!」

 

「【非戦闘形態『フォールディング・モード』】から、

【通常・航行形態『シールド・モード』】に切り替え!」


「「「「「「「了解!」」」」」」」


みんなの声が、湊のスマート・バイザーから聞こえた。


そして、外の海へと続くガレージが開き、湊から外が見えた。


「よし、出撃!」


そう言い、潜水娘(ダイブ・ドール)たちは足裏のプロペラを回し、出撃した。


先頭にみきしお、その後ろによなぐに。


その後ろにずいほうとくろしおが隣り合って進み、その後ろをU-ハイドラ、てんりゅう、最後尾にアイオワがいる陣形になって、目的地へ向かう。


しばらく泳ぎ、目的の学業施設が見えてきた。


「結構、形は残っているのね」


「お~~、た~し~か~に~~」


「みなさん、これより先は目的地、警戒しましょう」


「なのです」


「油断や慢心は……ダメ、なの」


(あぁ、ずいほうの言う通りだ。みんな、警戒を怠るな)


潜水娘たちのバイザーから湊の声が聞こえた。


「はいっ」


「です。いまのところは安全です」


(よし、そのまま、探索を続けてくれ)


その声と同時に、潜水娘たちは学業施設の方向へ、さらに海の深い場所へ潜っていく。


近付くにつれて、学業施設の姿がはっきりしてきた。


壁にはところどころ亀裂が入り、窓の多くは割れている。


海水に長い年月さらされたことで、外壁には藻が付着していた。


「……静かですねっ」


よなぐにが小さく呟く。


「人が使っていた場所なのに……もう沈んで、誰もいないの」


ずいほうが建物を見つめる。


ずいほうの言葉に、みきしおも静かに頷いた。


「昔は、ここにも人がたくさんいたのかな」


湊はスマート・バイザーに表示された地図を見る。


(外周を確認したあと、入口を探す。無理に中へ入る必要はない。まずは安全確認だ)


「了解!」


七人はそれぞれ散開しすぎないよう注意しながら、沈没した学業施設の外周をゆっくりと調べ始めた。


その時。


アイオワのソナーに、小さな異変が浮かんだ。


「……?」


アイオワは足を止める。


「整備士さん」


(どうした、アイオワ?)


「今……何か、反応がありませんでしたか?」


海底の静寂の中。


ほんの一瞬だけ、何かが光った。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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