63話 みんなと遠足!なのです!!①
「湊整備士、みきしお、お帰りなさい」
アイオワが目の前に来てお辞儀する。
「あぁ、ただいま」
「ただいまなのです~!」
「みきしお? 今日はテンションが高いような?」
みきしおがいつもよりルンルンしている。
「それはだって♪」
「それは私から言うよ。でも、くろしおとよなぐにがいないね……」
そのとき。
「ただいま~」
「ただいまです」
よなぐにとくろしおが戻ってきた。
「お、戻ってきたね」
「?……はいっ、戻りました!」
「戻ったです」
「あぁ、みんなに話があってね……。みんなで休暇が出たし、都市に行こうと思ってな」
「都市~~?」
「都市というと、一般人の暮らしている場所、でしょうか?」
「あぁ、アイオワ、その通りだ」
「人間がたくさんいるのです?」
「あぁ、そうだよ」
「それって~、私たちが行っても~~いいの~?」
U-ハイドラはのんびりと聞いてきた。
「あぁ、その心配もわかるが、大丈夫だ。一般人も潜水娘のことは知っているし、そこまで嫌悪感を抱いている人はいないから、大丈夫だよ」
「そ~なんだ~~」
「ねぇ、そこで買い物とかしていいわけ?」
てんりゅうが聞いてきた。
「あぁ、もちろん。自由にお土産は買ってもいいが、使いすぎないようにな。おまえたちのおこづかいは無限じゃないからな」
「えぇ、承知しているわ」
「海底資源だけでも、人間が生き残っててくれて、よかったの」
ずいほうは少し、遠くを見つめる。
「ずいほう……」
「あ、大丈夫なの。少し、昔を思い出しただけなの。なにか必要なものとかないの?」
「あ、あぁ、そんなにたくさん物を持っていくには邪魔だからな。そうだ、艤装はどうする? 置いていってもいいが」
「いえ、艤装は装着して行くのです。これは、私たちにとって、共に仕事をしてきた戦友なのです。なので、持っていくのです」
他の6人もうなずく。
「そうか、わかった」
「人間の街♪ 初めてです」
「はいっ、みなさん優しいでしょうか……」
くろしおとよなぐにが不安そうに話している。
「大丈夫ですよ、くろしお、よなぐに、心配することはありません。弱気だと楽しめませんよ。それに、私たち仲間がついてます」
「そうですね」
「なんだか、勇気がでてきた、です」
「ね~、整備士さ~ん」
「どうした? U-ハイドラ」
「いつ行くの~~?」
「そうだな、準備ができ次第行くぞ」
「ん~、早いね~。わかった~~、してくる~~~」
U-ハイドラが向かうと、それに続きみんなも準備に向かった。
「よし、私も準備をするか」
そう言い準備しに行き、数時間後。
私たちは都市行きの船に乗り、都市へと向かった。
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