↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第六幕 アイオワ初任務

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
58/155

58話 深海遺跡の調査!なのです!!⑧



巨大な魚影が、海底を揺らしながら七人へ迫ってきた。


「来るのです!」


みきしおが叫ぶ。


次の瞬間、巨大な口が開き、凄まじい水流が吐き出された。


「きゃあっ!」


みきしおとよなぐにが左右へ飛び退く。


海底の砂が巻き上げられ、視界が一気に悪くなる。


「何も見えない……!」


「ずいほうさん、ドローンは大丈夫?」


「何機か見失ったの……でも、まだ動いている子はいるの」


ずいほうが指揮棒を動かす。


「みんな、少し離れてなの」


残った水中ドローンが散開し、濁った海の中から敵の位置を探っていく。


「見つけたの!」


ドローンの映像に、巨大な身体が映し出される。


「大型のエネルギアです!」


アイオワが確認する。


「魚型……いえ、細長い身体と鋭い背びれ。記録にないタイプです」


「新種ってこと?」


みきしおが尋ねる。


「おそらく」


(無理に近づくな。遺跡を壊さないように、敵を外へ誘導する)


「了解!」


てんりゅうが敵の横へ回り込む。


「こっちよ!」


水圧砲を放ち、敵の注意を引きつける。


大型エネルギアは身体をひねり、てんりゅうへ突進していく。


「速い!」


てんりゅうが回避した直後、その後ろを巨大な身体が通り抜けた。


その隙をみきしおが狙う。


「今なのです!」


魚雷を発射!


爆発が起こり、敵の身体が大きく揺れる。


「効いた!」


しかし、敵は止まらない。


怒ったように身体を大きく振り、長い尾びれで海水を叩きつける。


「っ!」


みきしおが吹き飛ばされる。


「みきしお!」


よなぐにがすぐに駆け寄る。


「大丈夫ですか!?」


「大丈夫……まだ戦えるのです!」


U-ハイドラが二人の前へ出る。


「ここは~私が~守る~」


その間に、アイオワが敵との距離を取る。


「照準、完了」


兵装が展開される。


「今です!」


遠距離から攻撃が放たれ、敵の身体をかすめた。


大型エネルギアが進路を変える。


その先には、遺跡の入口。


「まずい!」


くろしおが声を上げる。


「このままじゃ遺跡にぶつかるのです!」


(ずいほう、敵を遺跡から離せるか?)


「やってみるの」


ずいほうは指揮棒を高く掲げる。


「水中ドローン、全機集合なの!」


残ったドローンが一斉に集まり、敵の目の前を高速で旋回する。


大型エネルギアがドローンを追いかけ、進路を変えた。


「今なの!」


てんりゅうが横から攻撃する。


みきしおも続く。


「これでどう!」


次々と攻撃が命中し、巨大な身体が大きくよろめいた。


「まだです!」


アイオワが狙いを定める。


そして、強烈な一撃が敵へ直撃した。


大型エネルギアは大きく身を震わせると、そのまま深海の闇へ逃げていった。


「……逃げたです?」


くろしおが呟く。


「反応、遠ざかっています」


アイオワが答える。


(追うな。今回は遺跡の調査が目的だ。深追いは禁止)


「了解!」


七人はそれぞれの位置を整える。


遺跡も、回収したハイドロ・コアも無事だった。


くろしおがほっと息を吐く。


「よかったです……」


ずいほうは、深海の闇を見つめていた。


「……あの子、また来る気がするの」


その言葉だけが、静かな海の中に残った。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。