57話 深海遺跡の調査!なのです!!⑦
その時だった。
アイオワのソナーに映っていた反応が、さらに大きくなっていく。
「……接近しています」
よなぐにが周囲を見渡す。
「エネルギアなのです?」
「分かりません。ですが、かなり大きいです」
ずいほうも水中ドローンを展開する。
「確認してみるの」
数機のドローンが、遺跡の外へ向かっていく。
しばらくすると、一機から映像が送られてきた。
「……!」
みきしおが息をのむ。
海底の暗闇から、巨大な魚影が現れていた。
細長い身体。
鋭い背びれ。
そして、身体の中央に並ぶ無数の光。
「魚……?」
てんりゅうが目を細める。
次の瞬間、その巨大な口が開いた。
「エネルギアです!」
(全員、戦闘態勢! 遺跡から離れすぎるな)
湊の指示がスマート・バイザーから響く。
「了解!」
みきしおとてんりゅうが前へ出る。
よなぐには遺跡の入口付近に残り、くろしおを守る。
「くろしお、調査を続けられますか?」
「もちろんです! ここまで来たんだから、調べられるところまで調べるです!」
U-ハイドラも二人の横につく。
「それなら~、私も一緒に~守るよ~」
ずいほうが指揮棒を上げる。
「水中ドローン、展開なの」
複数のドローンが巨大なエネルギアへ向かっていく。
そして、アイオワが静かに兵装を構えた。
「こちらも援護します」
(無理に倒す必要はない。遺跡と回収した資源を優先する)
巨大なエネルギアが、ゆっくりと身体を翻す。
「来ます!」
みきしおが身構えた。
次の瞬間、海底の砂が大きく舞い上がる。
巨大な魚影が、一気に七人へ迫ってきた。
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