55話 深海遺跡の調査!なのです!!⑤
七人は、さらに遺跡の奥へと進んでいった。
長い通路を抜けると、そこには広い部屋があった。
「わぁ……広いのです!」
みきしおが周囲を見渡す。
部屋の壁には、古い装置がいくつも並んでいる。
「ここは……何かの制御室だったの?」
てんりゅうが装置を眺める。
「調べてみるです!」
くろしおが装置へ近づき、慎重に確認を始める。
「電源は落ちていますけど、壊れてはいないみたいです」
ずいほうも水中ドローンを展開し、部屋の隅々まで調べていく。
「こっちにも装置があるの」
ドローンの映像を確認していると、一つだけ他とは違う装置が見つかった。
「……これは?」
アイオワが近づく。
「何かの記録装置みたいです」
(くろしお、確認できるか?)
「やってみるです!」
くろしおが装置を調べ始める。
しばらくして、装置の一部に小さな光が灯った。
「動いたです!」
古い画面に、途切れ途切れの文字が表示される。
「……読めないところが多いですね」
よなぐにが画面を覗き込む。
「でも、一部は読めそうなの」
ずいほうが静かに呟く。
画面には、かつてこの場所で使われていた資源に関する記録が残されていた。
「ハイドロ・コア……」
アイオワが読み上げる。
「ここでも~使われていたみたい~」
(現在のものと同じなのか?)
「完全に同じかは分かりません。ただ、かなり近い技術だと思います」
アイオワが答える。
そして、くろしおがさらに調べる。
「この施設には、資源を保管していた場所もあるみたいなのです」
「じゃあ、まだ残ってるかもしれないのです!」
みきしおが嬉しそうに言う。
(資源保管区画を探してみよう。見つけたら状態を確認してくれ)
「了解なのです!」
七人は再び移動を始めた。
その途中、ずいほうが突然立ち止まった。
「……待って」
「どうしたの?」
みきしおが振り返る。
ずいほうは、通路の壁をじっと見つめていた。
「この先……何かあるの」
「何か~?」
「分からないの……でも、何かを感じるの」
ずいほう自身にも、それが何なのかは分からなかった。
アイオワが周囲を確認する。
「反応はありません」
(なら、慎重に進もう)
「はい」
七人は、ゆっくりと奥へ進んでいく。
そして通路の先に、大きな扉が現れた。
扉の中央には、これまで見たものとは違う紋章が刻まれている。
「この先……なの」
ずいほうが小さく呟いた。
その扉の向こうに何があるのか。
七人はまだ知らなかった。
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