54話 深海遺跡の調査!なのです!!④
ダイオウイカ型エネルギアを倒し、ハイドロ・コアを回収した七人は、再び深海遺跡へ向かった。
巨大な扉の前では、くろしおが扉の構造を調べている。
「うーん……やっぱり古い装置です」
くろしおは工具を取り出し、扉の端にある小さな装置を確認する。
「動力は完全に切れてるみたいです」
よなぐにが周囲を警戒する。
「エネルギアの反応はありません」
アイオワもソナーを確認する。
「周囲にも異常反応はありません」
(よし、慎重に調べてくれ)
「はい!」
ずいほうは水中ドローンを扉の周囲へ展開する。
「何か仕掛けがないか、見てみるの」
数機のドローンが扉の隙間や周囲の壁を調べていく。
すると、一機のドローンが小さな穴を発見した。
「見つけたの」
「ここです?」
くろしおが近づく。
「これは……ケーブルを繋げば動くかもしれないです」
くろしおは装備からケーブルを取り出し、慎重に接続していく。
しばらくすると、古い装置から小さな光が灯った。
「ついたです!」
ゴゴゴゴゴ……と、長い年月閉ざされていた扉が、ゆっくりと動き始める。
「開いていくのです……」
みきしおが目を輝かせる。
「中に~何があるの~?」
「分からないから、調査するわよ」
てんりゅうが答える。
扉の向こうには、暗い通路が続いていた。
ずいほうが、その入口をじっと見つめる。
「……」
「ずいほうさん?」
みきしおが声をかける。
「……なんでもないの」
ずいほうは小さく首を振る。
(全員、進入する。警戒を忘れるな)
「了解です!」
七人はゆっくりと通路へ入っていった。
壁には、見たことのない古い装置がいくつも並んでいる。
くろしおが装置を確認する。
「昔の設備なのです……でも、完全には壊れてないみたいなのです」
アイオワが一つの装置へ近づく。
「この構造……現在の設備と少し似ています」
その言葉に、湊が反応する。
(似ている?)
「はい。ハイドロ・コアを利用する設備だった可能性があります」
ずいほうが静かに壁へ近づく。
そこには、古い文字と艦船を思わせる紋章が刻まれていた。
「……」
ずいほうの表情が変わる。
「この紋章……」
しかし、ずいほうはそれ以上何も言わなかった。
その先には、さらに奥へ続く扉があった。
七人はその扉を見つめる。
(ここから先も調査する。ただし、無理はするな)
「分かったの」
暗い通路の向こう、まだ誰も知らない何かが、静かに眠っていた。
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