51話 深海遺跡の調査!なのです!!①
任務が決まった翌日、第四ドックにて、湊たちは出撃の準備を進めていた。
「今回の任務は深海遺跡の調査だ」
湊がスマート・バイザーに表示された資料を確認する。
「旧時代に建造された可能性のある海底施設……ですか」
よなぐにが資料を覗き込む。
「そうだ。まずは周囲を調査して、危険がないか確認する。施設に入れそうなら内部も調べる」
「遺跡、どんなところなのです」
みきしおが楽しそうに声を上げる。
「遊びに行くわけじゃないぞ」
「そうよ」
てんりゅうが呆れたように言う。
「資源が見つかった場合は回収する、ということも書いてあるわね」
「うん。地上の資源は限られているからな」
湊は頷く。
「使える資材が残っているなら、持ち帰って再利用する。今の時代では、それも大切な任務だ」
「なら、私も頑張るです!」
くろしおが工具箱を抱えながら元気よく手を上げる。
「内部の設備が壊れていても、直せるものなら直すです!」
「頼りにしてるよ、くろしお」
「任せてくださいです!」
ずいほうは自分の水中ドローンを確認していた。
「ドローンも準備できているの……。たくさん持っていくの」
「今回は広い海域を調べるからな。ずいほうの索敵能力には期待してる」
「分かったの」
U-ハイドラはのんびりと艤装を確認している。
「遺跡から~何か大きなもの~回収する可能性~あるね~~」
「その時はお願いする」
「は~い~」
最後に、湊はアイオワを見る。
「アイオワ」
「どうした」
「艤装の再点検は終わった。問題ない」
「そうか」
アイオワは自分の艤装を見つめる。
「私にとっては、これが初めての任務になる」
「緊張してるか?」
「少しはな」
「大丈夫だ。みんな一緒だ」
みきしおが笑顔で頷く。
「そうなのです!」
「一人じゃないから」
てんりゅうも続く。
よなぐに、U-ハイドラ、くろしお、ずいほうも頷いた。
「……そうか」
アイオワは小さく笑った。
「それなら、問題ないな」
準備が整い、湊は第四ドックの出撃ゲートを見る。
「全員、出撃準備!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
七人の声が第四ドックに響く。
そして、七人の潜水娘たちは【非戦闘形態『フォールディング・モード』】から【通常・航行形態『シールド・モード』】になり、青い海へと飛び込んでいった。
今回向かうのは、まだ誰も詳しく知らない深海遺跡。
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