50話 新しい気配!なのです!!④
アイオワの所属が決まった日の翌日、湊はアイオワの艤装を再点検していた。
「……やっぱり、複雑だな…………」
「すごい量のパーツなのです」
「それに、この艤装の材質、相当品質がいいわね」
みきしおとてんりゅうが横でそんなことを言う。
たしかに、その通りだ。
「複雑な場所が多いでしょう? ごめんね」
「いや、君が謝ることではないよ。それに、どんなに大変でも、どんなに難しくても、整備するのが仕事だからね」
「そうか……いや、そうなのだろうな」
すると、
「アイオワ、食べるの」
ずいほうがオムライスを作ってきた。
「これは、オムライスというやつか。見るのは初めてだが、食べても良いのか?」
「もちろん、なの」
「ありがとう」
アイオワはそう言い、オムライスを一口。
「おぉ、美味しい」
「っ! ありがとうなの」
「ずいほうさんの料理って、おいしいですからね」
「はい! です!」
よなぐにとくろしおもやって来た。
「整備士さん、お疲れなら少しくらい休んだ方がいい、です」
「ありがとう、くろしお。大丈夫だ、このくらい」
「整備士さんも~休も~~」
休憩スペースでごろごろしているU-ハイドラの声が聞こえてきた。
「あなたは、ごろごろしすぎなのよ!」
てんりゅうが思わず言う。
「賑やかなものだな」
アイオワがそう言う。
たしかにそうだ。
でも――。
「そういうのも、悪くない」
「あぁ」
その時、ピコンっとメールが来た。
湊はスマート・バイザーを見る。
【任務『深海遺跡の調査』】
「最近、海底探査用の無人機が、これまで海図に記録されていない構造物を発見した。映像を確認したところ、自然にできた地形ではなく、旧時代に建造された可能性のある海底施設だと判明。そこを調査し、資源があった場合は回収せよ」
そう書かれていた。
「よし、アイオワの艤装整備が終わり次第! 任務だ!」
「「「「「「「はい!」」」」」」」
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