45話 潜水娘交流会!なのです!!①
翌日、第四ドックの潜水娘たちは第二ドックに遊びに来ていた。
「第四ドックと、変わらないのね」
てんりゅうが辺りを見渡す。
「そうねぇ~、どこのドックもこんなもんよ~」
ブリュンヒルトが穏やかに答える。
「あ、そうですね。第一ドックにも……行ったことはありますが……同じでしたよ」
ファフニールがそう言う。
「そ~なんだ~ね~」
U-ハイドラがのんびりと言う。
「そうね。でも、私たちのドックが一番よ!」
うずしおがそう誇る。
「もう~、そう言うのは~ダメよ~」
「でも、そう思うのは、わかる気がする、です!」
「そうでしょ! そうでしょ!」
「……あんまり、甘やかさない方が…………」
ふかしおがおどおどとしながら言う。
「ここの整備士さんはいないの?」
「あぁ~、整備士、海鳥さんは~ショップでいろいろ揃えてくるそうよ~」
「そうなのですね」
「……海鳥さんはどんな人なんですか? その、私は会ったことないので」
よなぐには海鳥について聞いてみた。
「……あ、そうですね。とってもかっこいいです」
ファフニールはそう答える。
「事実よ」
「そうなんですね、すごいです」
その時、ドックが開く音がした。
「わ~、たくさんいるにゃ~」
小柄な身体に、特徴的な猫耳と尻尾が付いている。
「あ、もしかして第二ドックの海防潜水艦なのです?」
「えぇ、そうよ~。たしろ~? 自己紹介よ~」
ブリュンヒルトが促す。
「はい! たしろ型海防潜水艦・1番艦! 『たしろ』ですにゃ~」
珍しい白い艤装が見える。
「あ! 私は、みきしお型新型潜水艦・1番艦『みきしお』なのです」
「そうりゅう型新型潜水艦・13番艦『てんりゅう』よ」
「私は~、ドイツ製U-ハイドラ級輸送潜水艦・1番艦『U-ハイドラ』だよ~」
「くろしお型工作潜水艦・1番艦『くろしお』ですっ!」
「ずいほう型水中機潜水母艦・1番艦『ずいほう』なのよろしく、なの」
「よなぐに型海防潜水艦・1番艦『よなぐに』です!」
第四ドックのみんなも、自己紹介する。
「わぁ~、真っ赤な艤装にゃ~。綺麗にゃ」
「そうですね。でも、たしろさんの白い艤装も美しいですよ」
「ありがとにゃ。そうにゃ、なにしてたのにゃ?」
「第四ドック所属のみんなに、ここ第二ドックを紹介していたところよ」
「はい! とてもいいところなのですね」
「そう言われると、うれしい、にゃ」
すると、また第二ドックが開いた。
「「「「「整備士さん!」」」」」
「お、第四ドックの潜水娘たちじゃないか。湊整備士から聞いているぞ。ゆっくりしててくれ」
「「「「「「お邪魔してます!」」」」」」
まだまだ、交流会は始まったばかりだ。




