46話 潜水娘交流会!なのです!!②
みきしおたちは、第二ドックに遊びに来ていた。
「あぁ……あ、そうだ。うちのブレンドのエンジンドリンク、飲んでく?」
「良いのですか?」
みきしおが尋ねる。
「あぁ、もちろんさ。待ってて」
そう言うと、海鳥は奥の方へ向かった。
「海鳥整備士のエンジンドリンク、いいわよ。とっても美味しいんだから」
うずしおが誇らしげに言う。
「そうなのね。それは気になるわ」
てんりゅうも気になるようだ。
「お~、ここのエンジンドリンクか~~。それは気になるね~」
U-ハイドラが眠そうに、のんびりと言う。
「そうねぇ~。一度飲んでみるといいわよ~」
「……あ、はい、そうですよ。これも、経験です……」
ブリュンヒルトとファフニールがそう言う。
「はい……うずしおさんの……言った通り……とっても……美味しいです……」
ふかしおがそう言う。
「こんなに賑やかなのは……久しぶりなの……。とても、居心地がいいの……。あの頃は戻ってこないけど、今があるの」
「ですね」
「よなぐに」
「はい、よなぐにです! 悲しいときはいつでも力になります!」
「わたしもにゃ」
よなぐにと、何も知らないが心配性なたしろが、ずいほうを励ます。
「ありがとうなの」
「あ、海鳥整備士が戻ってきました、です」
くろしおが向こうを指差す。
そこには、お盆にエンジンドリンクをたくさん乗せている海鳥がいた。
「さ、好きなのを取って」
第二ドックの潜水娘たちと第四ドックの潜水娘たちが、エンジンドリンクのコップを取る。
そして、飲む。
「「「「「「っ!」」」」」」
「美味しいのです!」
「少し酸っぱいけど、これはこれでいけるわね」
「お~、美味~」
「はい! です」
「良い味なの」
「ですね!」
「あはは、気に入ってくれたなら嬉しいよ」
「でしょ? これが良いのよ」
「そうねぇ~、最高よね~」
「あ、はい、ですです」
「……うん」
「やっぱり最高にゃ」
すると、
「お、楽しんでる」
「やぁ、湊整備士」
「おはよう、海鳥整備士」
「おまえたち~、そろそろ整備の時間だぞ~」
「あ! いま行くのです……ごちそうさまなのです!」
第四ドックの潜水娘たちも、それぞれ礼を言い、コップを置いて湊についていった。
「賑やかだな」
その頃。
基地の別区画では、司令官が一枚の資料を見つめていた。
「できたか?」
司令官が上層部へ問いかける。
「はい!」
上層部の一人が頷く。
「USS-アイオワ級巡航ミサイル潜水艦・1番艦『アイオワ』!」
画面に、新たな潜水娘の設計データが表示された。
司令官は静かに画面を見つめる。
「……ついに始まるか」
その頃、第四ドックでは湊たちがまだ何も知らず、いつものように笑っていた。
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