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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第五幕 ずいほうの過去と新しい気配

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41話 ずいほうの玉子料理!なのです!!①



第四ドック。今日も任務のない穏やかな時間が流れていた。


整備を終えた湊は、作業台の上を片付けながら、奥にいる潜水娘たちを見た。


「みんな、エンジンドリンクできたぞ」


「わーい!」


みきしおが真っ先に駆け寄ってくる。


「今日のは何味なのです?」


「昨日と同じだ。軽油とハイドロ・コアの配合を少し変えてある」


湊がそれぞれの容器へエンジンドリンクを注いでいく。


味や香りは整備士によって異なり、湊も自分の艦隊に合わせて配合を調整している。


「いただきます!」


みきしおが一気に飲む。


「ん~、今日もおいしい!」


「私はもう少し甘くてもいいかも」


てんりゅうがゆっくり飲みながら呟く。


「私はこのくらいが好きです」


よなぐにも嬉しそうに飲んでいる。


「ふふっ、やっぱり湊さんのエンジンドリンクは落ち着く」


くろしおも満足そうだった。


U-ハイドラはのんびりと飲み、そして、ずいほうも手にした容器を眺めていた。


「……いただきます、なの」


一口飲む。


「おいしいの」


ずいほうは小さく笑った。


湊はそんな彼女たちの様子を見ながら、空になった容器を片付けていく。


潜水娘たちにとって、エンジンドリンクは食事そのものだ。


湊もそう思っていた。


少なくとも、今日までは。


ふと、格納庫の隅に置かれた小さな調理スペースへ、ずいほうが目を向ける。


「……」


ずいほうは何かを考えるように、しばらくそこを見つめていた。


「どうした?」


「……なんでもないの」


そう答えたずいほうは、いつものように穏やかな笑みを浮かべる。


けれど、その視線はまだ調理スペースから離れていなかった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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