4話 基地をお散歩!①
「さぁ! 行きましょう!」
みきしおが元気よく手を上げて言う。
「うん、そうだね。二人も、行くよ」
湊は二人に声をかける。
「えぇ、わかっているわ」
てんりゅうが返事をする。
「お~けぇ~~だよ~」
U-ハイドラは眠そうにのんびりと答える。
四人は外に出た。
「お~! 人も~潜水娘も~たくさんいる~」
「三人は出たことある?」
「はい♪ 私たち三人ともありますよ♪」
みきしおが嬉しそうに言う。
「えぇ、まぁ、でも、移動のために少ししかいられなかったけどね」
てんりゅうが言う。どうやらそうらしい。
「じゃぁ、ゆっくり見て回ろう」
「はい♪」
「えぇ、」
「お~」
三人がそれぞれ返事をした。そして移動を開始した。
「ここは中央購買部だね」
アーク・トリニティのほぼ中央に位置するショップであり、専用の潜水娘が営業する。
「何が売っているのですか?」
みきしおが聞いてきた。
「そうだね、部品や食料、それにエンジンドリンクとかもあるよ」
「「「エンジンドリンク!!」」」
ハモった。
「はははっ、ほんとに好きだね」
「もちろんなのです!」
「べ、べつに好きじゃ……」
「私は大好き~」
いろいろわいわいし、次の場所へ。
「ここは、潜水娘を改修、そして修理するとこだよ」
ここにはいろいろな機械があって、複雑そうである。
「いろいろな機械があるのですね」
「ここで、強化や修理を……」
みきしおとてんりゅうは目を丸くする。
「そんなことより眠い~」
U-ハイドラは……相変わらずだ。
そんなこんなで次の場所へ。
「ここは自由スペースだよ。食事したり、道具の手入れをしたり、くつろいでる人もいるかな」
自由スペースには人工芝生とホログラムでできた木々がある。周りにはたくさんの国籍の人間と潜水娘の姿が見える。
「広いですね!」
みきしおが目を輝かせる。
「そうだね、できるだけ広く作られたみたいだよ」
「この木、ホログラムなのね」
てんりゅうが考え込む。
「そうだね、地上資源は枯渇しているから材木は貴重なんだ」
「日差しが気持ちいい……お休みぃ~」
U-ハイドラはその場で寝転がり、そして寝た。
「ちょっと! U-ハイドラ!! まだ見てまわるんだから! 起きなさい!」
てんりゅうが注意するが、U-ハイドラは起きる気配がない。
「ほんとに仲良しだ……よし……しばらく、ここにいようか」
「良いのですか?」
みきしおが心配そうな目で見る。
「あぁ、別に急いでないしね」
湊は座る。
「ほら、君も、」
湊は隣をトントンと叩いて誘う。
「……はい♪」
みきしおは座る。遠くには太陽が輝いている。まるでこの出会いを祝福してくれているようだ。
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