38話 戦闘後の整備!なのです!!①
みきしお、てんりゅう、U-ハイドラ、くろしお、ずいほう、よなぐには護衛任務を終え、第四ドックへ戻ってきた。
湊は潜水娘たちにエンジンドリンクを渡し、艤装の整備に取りかかる。
「やっぱり、みきしおとてんりゅうの損傷が一番ひどいな」
湊は機械で確認し、表示された整備箇所を見ながらそう言った。
「直せそうなのです?」
みきしおが心配そうに顔を近付ける。
「あぁ、このくらいならすぐだね」
「すごいのです♪」
「まぁ、大破じゃないからね」
「でも、疲れるでしょう?」
てんりゅうがエンジンドリンクを飲みながら近付いてきた。
「まぁ、そうだね。でも、君たちはもっと危険な場所へ向かっている。そんなところから無事に戻ってきてほしいから、私たち整備士は整備するんだよ。そして整備士も、色々な人に支えられている。そんな感じで、世界は循環しているんだよ」
「なるほどなのです」
「整備~まだやってる~?」
U-ハイドラがのんびりとやって来た。
「あぁ。エンジンドリンクは、もういいの?」
「ん~? もらう~」
「そうか。じゃあ、そこにたくさん用意してあるから、好きなのを取って」
「分かった~」
U-ハイドラはそちらへ向かった。
「あ、ちょっと! 取りすぎちゃダメよ!」
てんりゅうも後を追う。
てんりゅうに続いて、みきしおも向かった。
「みんな、元気だな」
「ですね!」
くろしおとよなぐにだ。
「二人とも」
「……整備士さん。私、少し自信がつきました。次の任務も、任せてください!」
よなぐにがそう言う。
その目は本気だった。
「あぁ、頼りにしてる」
「はい! 頑張りましょう! ですっ!」
くろしおも励ます。
「はい!」
「整備士さん」
「ん? ずいほう、どうかした? ……それは」
ずいほうは小型の飛行機のようなものを持っていた。
「これは、航空母艦『瑞鳳』が搭載していた艦載機の部品で、昔の人が作ってくれた小型模型なの。それで、私も、いつでも頑張るの……だから、あまり頑張りすぎないでほしいの」
ずいほうは、どうやら心配してくれているようだ。
「あぁ、もちろんさ。ずいほうたちも行っておいで」
「「「うん」」」
ずいほう、よなぐに、くろしおは、みきしおたちのいる場所へ向かった。
こういうにぎやかな一日も悪くないと、そう思った。
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