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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第四幕 海を守り艦隊も守る者

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33/155

33話 よなぐにの初任務!なのです!!①



第四ドック。


海風がゆっくりと吹き抜ける。巨大な出撃ゲートの向こうには、どこまでも青い海が広がっていた。


湊は整備を終えた潜水娘たちを見回しながら、最終確認を行っていた。


「みきしお、推進機関は?」


「異常なしなのです!」


「てんりゅう」


「兵装、問題なしよ」


「U-ハイドラ」


「輸送設備~、正常~」


「くろしお」


「工作装備、いつでも使えるのです!」


「ずいほう」


「水中ドローン、全機待機中なの」


「よなぐに」


名前を呼ばれたよなぐには、少し緊張した様子で姿勢を正した。


「海防装備、異常ありません!」


「よし」


湊が頷いた、その時だった。


耳元で電子音が鳴る。


『ピコン』


「任務通知……?」


湊は右手でサングラス型のスマート・バイザーに触れる。


透明なホログラム画面が視界に広がった。


【第四ドック所属整備士・湊】


【緊急任務受信】


【送信者:司令官】


画面には司令官の映像が映し出される。


『湊、聞こえるか』


「はい」


『新しい任務だ』


司令官の表情は、いつになく真剣だった。


『最近、エネルギアの出現件数が急激に増加している』


『その影響で、民間貨物船や旅客船への被害も確認された』


『そこで本日のお前たちの任務は、敵の撃破ではない』


湊は静かに聞き続ける。


『貨物船団の護衛任務だ』


『目的地まで無事に送り届けろ』


『敵を倒すことより、守ることを優先しろ』


その言葉を聞いたよなぐにが、小さく拳を握る。


「護衛任務……」


『今回の任務では、海防潜水艦・よなぐにを中心に運用する』


『初任務になるが、お前なら大丈夫だ』


よなぐには少し驚いたように目を見開く。


「私が……中心?」


湊はよなぐにの肩にそっと手を置いた。


「緊張するか?」


「……少しだけ」


「なら、俺たち全員で支える」


みきしおが笑顔で親指を立てる。


「もちろん!」


「みんなで守ろう!」


てんりゅうも頷いた。


「一人で戦う任務じゃないわ」


U-ハイドラは穏やかに微笑む。


「護衛なら~、私も~頑張るよ~」


くろしおは元気よく手を挙げる。


「壊れたら私がすぐ直すです!」


ずいほうも優しく笑った。


「一緒に守るの……」


その言葉を聞き、よなぐにの表情から少しずつ緊張が消えていく。


「……はい!」


「皆さん、よろしくお願いします!」


湊はスマート・バイザーの画面を閉じる。


「第四ドック所属、出撃準備」


「今回の目標は一つ」


六人を見渡しながら、静かに告げる。


「全員で帰ってくるぞ」


「「「「「「はい!!」」」」」」


元気な返事が第四ドックに響き渡り、潜水娘たちは青く広がる海へ向かって駆け出した。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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