↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第1章 第四幕 海を守り艦隊も守る者

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
31/155

31話 海防潜水艦!なのです!!①



司令部・作戦会議室。


部屋の中央にある大型モニターには、日本近海の海図が映し出されていた。海図のあちこちでは、赤い警告表示が点滅している。


「……また増えたか」


司令官が静かに呟く。


隣に立つ幹部が資料を机へ置いた。


「はい。本日だけで全国七件です」


「七件……」


重苦しい空気が流れる。


幹部は資料をめくる。


「エネルギアの出現頻度は、先月と比較して約一・五倍です」


「さらに、中級個体の確認数も増加しています」


「先日の海底施設では、初級任務にもかかわらず中級個体が出現しました」


司令官は腕を組む。


「規格外の出現……偶然では済まんな」


「はい」


別の幹部が口を開く。


「民間船への被害も増加しています」


モニターには、貨物船やフェリーの写真が映し出された。


「輸送船一隻、大破」


「巡視艇一隻、中破」


「幸い乗員は救助されましたが、いつ犠牲者が出てもおかしくありません」


会議室が静まり返る。


司令官はゆっくりと海図を見つめた。


「これ以上、一般船舶を危険にさらすわけにはいかん」


「海上輸送は国の生命線だ」


「護衛戦力を増やせ」


幹部はすぐに端末を操作する。


「了解しました」


「各ドックへ海防潜水艦を優先配属します」


「主な任務は、民間船舶、輸送船団、旅客船の護衛です」


「通常任務より護衛任務を優先します」


「よろしい」


司令官は一枚の資料へ目を落とした。


そこには、新しい艦種名だけが記されている。


『よなぐに型海防潜水艦』


「完成は間に合うか」


開発担当の幹部が頷いた。


「試験は順調です」


「配備第一陣は、まもなく各基地へ送られます」


「そうか」


司令官は小さく息を吐く。


「海を守る者が必要だ」


「敵を倒すだけでは足りん」


「守るための潜水娘も必要になる」


演習が終わって数日後、湊は潜水娘たちの艤装の点検を終えた。そこへ連絡が届く。


『至急、司令官室に来てくれ』


そう書かれていた。


湊は司令官室へ向かった。


移動中…………。


湊はコンコンッと扉を叩いた。


「入れ」


「失礼します。……?」


そこには司令官と、一人の少女がいた。


「来たか」


「……」


「その潜水娘は?」


「あぁ、今日から君の艦隊に配属する潜水娘だ。ほら、挨拶を」


「は、はい! わ、私はよなぐに型海防潜水艦・一番艦『よなぐに』です!」


その少女――よなぐには、緊張しながらも挨拶をした。


「海防潜水艦?」


「あぁ。本来は輸送船や民間人を乗せた船を守る役目なのだが、最近はエネルギアの出現頻度が上がり、大破する船も出ている。よって、君の艦隊にも配属することとなった」


「なるほど。よろしくね、よなぐに」


「は、はいっ!」


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。