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ダイブ・ドールズ ~ディープブルー・リロード~  作者: れんP
第3章 過去を知るもの

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25話 挨拶と演習!なのです!!①



整備士『湊』は、ずいほうを連れ、司令官室へ向かった。


「まさか、本当に成功させるとはな」


司令官は、ずいほうを見てそう言った。


「? なにかおかしなことでも?」


「いや、水中ドローンが今の技術では最大2機までしか搭載できないのは知っているな?」


「はい」


「それで? 今、なんと言った?」


「?……200機くらいは同時搭載が可能で、一気に操れるのは20機までです、と言いました。なにか変でした?」


「おまえは……」


司令官は手を顔に当て、考え込む。


「?」


「悩むのも無理ないの。本来は2機以上操ると、メモリが熱暴走して溶けるの。20機は規格外なの」


ずいほうが説明してくれる。どうやらそうらしい。


「そうだったのか。初めて知った」


「……整備士さん? 本当に試験受けたの?」


「あぁ、もちろん」


「……じゃあ、なんで?」


「いや、知識としてはあったよ。忘れていただけで」


「それじゃダメなの……。でも、これはこれで航空母艦や水上機母艦、潜水母艦みたいなの」


「航空母艦……聞いたことがある。エネルギアが現れる前にあった軍艦だと」


歴史の授業でたくさん出てきたから、これは覚えている。


航空母艦。艦載機などを搭載する船で、爆撃機によって敵艦を沈めたりする。


「でも、私の場合、『水上機母艦』や『潜水母艦』じゃなくて……『水中機潜水母艦』なの♪」


ずいほうは指を立てて、嬉しそうに語る。


「いいね、それ。じゃあ、そうしよう」


「はい! なの」


「……よし、そういう艦種で登録しよう。それと、もう行ってくれ。新しい仕事が増えたからな……。あと、水中機潜水母艦を作ったときの設計図か何かないか?」


「それなら改装施設にあるかと」


改装施設なら、まだ残っているはずだ。


「よし、手配しよう。……それと、ずいほうはおまえのドックに着任だ」


「はい! わかりました。それでは」


「なの」


二人は司令官室を出て、第四ドックへ向かった。


移動中…………。


「おぉ~~」


「水中機潜水母艦?」


「すごいのです♪」


「はい! です!」


四人に、ずいほうを紹介した。


「ずいほう型水中機潜水母艦・1番艦『ずいほう』なの。よろしくなの」


ずいほうは自己紹介した。


続けて四人も前に出る。


「私は、みきしお型新型潜水艦・1番艦『みきしお』です♪」


「私は、そうりゅう型新型潜水艦・13番艦『てんりゅう』よ。よろしくね」


「お~~、私は~ドイツ製ハイドラ級輸送潜水艦・1番艦『U-ハイドラ』~だよ~」


「私は、はじめまして! くろしお型工作潜水艦一番艦『くろしお』です!」


「あぁ、皆、仲良くな」


「「「「はい!」」」」


「……ここはいいとこ、なの」


ずいほうは少し微笑み、小さくそう呟いた。


昼からは、いよいよ演習が始まる。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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