153話 任務!なのです!!③
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドック。
「みんな、準備はできたかな?」
湊が出撃するメンバーに声をかける。
「はい! 装備の点検は完了しています!」
くろしおが元気よく答えた。
「……私も、大丈夫です……」
潜龍も頷く。
「こちらも問題ありません!」
よなぐにも笑顔で返事をした。
「Hiya♪ こっちも準備オッケーよ!」
ヴェイルが手を振る。
「よし。それじゃあ、今回の任務を始めよう。みんな、気をつけて」
「了解しました!」
4人が声を揃える。
「……整備士さん、帰ったら報告しますね……」
「ああ。よろしく頼むよ、潜龍」
湊は笑顔で頷いた。
「それじゃあ、行ってきます! です」
くろしおたちは出撃口へと向かっていった。
やがて、4人は海の中へと出撃する。
海上移動基地『アーク・トリニティ』から離れた彼女たちは、資料に記された座標を目指して進んでいく。
「今回の任務は、海底にある古い施設の調査……。どんなところなんでしょうね?」
よなぐにが周囲を見回しながら尋ねた。
「さあね。でも、ずいぶん前の施設みたいだし、設備が壊れている可能性はありそうね」
ヴェイルが答える。
「そうですね。内部に入れたら、設備の状態も確認してみます!」
くろしおは、持ってきた資料を確認した。
「……音にも注意しておきます……。何か聞こえたら、すぐに知らせますね……」
潜龍が静かに告げる。
「うん! 何かあったら、みんなで協力して調査しよう!」
よなぐにの言葉に、3人も頷いた。
そのまま進んでいくと、前方の海底に古い構造物らしき影が見えてきた。
「あっ! もしかして、あれですか?」
よなぐにが指を差す。
「……資料にあった座標と一致しています……」
潜龍が確認する。
「どうやら、目的地に到着したみたいね♪」
ヴェイルは微笑んだ。
「それじゃあ、まずは周囲の確認から始めましょう!」
くろしおがそう言い、4人は施設へ近づいていく。
海底にひっそりと残された旧観測施設。
いったい、どのような状態になっているのだろうか。
彼女たちの調査が、今まさに始まろうとしていた。
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