152話 任務!なのです!!②
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドック。
湊は司令官から受け取った資料を持ち、みんなの前に立っていた。
「それじゃあ、今回の任務について説明するね」
「はい!」
みきしおが元気よく返事をする。
「今回の任務は、海底にある旧観測施設の調査だよ」
「旧観測施設……ですか?」
潜龍が首をかしげる。
「うん。以前、海底を調査していたときに、古い施設らしきものが見つかったんだって」
湊は資料を見ながら説明する。
「ただ、詳しいことはまだわかっていないみたい。だから、施設の状態を確認して、内部に入れそうなら調査をする。それが今回の任務だよ」
「なるほどなのです」
みきしおが頷く。
「エネルギアの反応はあるのです?」
「今のところ、強い反応は確認されていないそうだよ。でも、念のため注意してね」
「了解しました♪」
アイオワが笑顔で答える。
「普通の調査任務ってことね」
「そうだね。危険が少ないといいけど」
「調査なら、私の出番です!」
くろしおが胸を張る。
「施設の状態を確認して、必要なら簡単な修理もできますよ!」
「頼りにしているよ、くろしお」
「はいっ!」
「……私も、音の確認を担当する……」
「うん。施設の中に何かがいたら、音でわかるかもしれないからね」
湊が頷く。
「……任せてください……」
「それじゃあ、出撃するメンバーを決めようか」
湊は資料を机に置いた。
「今回は施設の調査が目的だから、潜龍、くろしお、よなぐに、ヴェイルにお願いしたい」
「了解しましたっ!」
よなぐにが元気よく返事をする。
「わかりました♪」
ヴェイルも微笑む。
「……了解です……」
潜龍も頷いた。
「それ以外のみんなは、いつもどおり訓練や整備をお願いね」
「わかったのです!」
「帰ってきたら、どんな施設だったか教えてね♪」
サクラが手を振る。
「はい! しっかり調べてきます! です」
くろしおが答えた。
「出撃は明日の朝を予定しているよ。それまでに装備の点検を済ませておいてね」
「了解です!」
第四ドックのみんなが声を揃える。
こうして、今回の任務の内容と出撃メンバーが決まった。
翌日の出撃に向けて、それぞれが準備を始める。
「……旧観測施設、ですか……」
潜龍は資料を見つめながら、小さく呟いた。
「……何が残っているんでしょうね……」
その答えを確かめるため、彼女たちの新たな任務が始まろうとしていた。
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