15話 新型艦種!なのです!!①
数日後、湊は順調に任務を進めていた。そんなとき、またあの女性の司令官に呼ばれた。
「失礼します」
湊は扉を叩き、中に入る。
「急に呼び出してすまない。君に新しい潜水娘を任せたい」
「新しい? でも、」
もう3人いる。
「あぁ、3人の潜水娘が君の第四ドックにはいるが、そこに新たに一隻、追加したい。前に言っただろう? 『新型潜水娘を任せる役目を与えたい』と」
「新人研修、みたいなものですか?」
「あぁ、そう思ってくれて構わない。頼んでくれるか?」
「はい、もちろん。引き受けると言ったので、全力であたります」
「頼んだぞ。もう第四ドックにいるはずだ。そうだ、今回の潜水娘は工作潜水艦だ」
湊はその言葉を聞き、外に出て第四ドックに向かった。そこには見慣れた三人と、見慣れない子がいた。
「君は……もしかして……」
「はい! はじめまして! くろしお型工作潜水艦一番艦『くろしお』です!」
敬礼した少女はくろしおと名乗った。明るいオレンジ色のショートヘアーに、黒と灰色の軍服のような見た目。小柄な身体に大きな艤装。そして、工作潜水艦。聞いて習ったことがある。水中での突然の故障などに対応するために作られた潜水娘だと。
「君が、新しい子だね。よろしく、整備士の湊だ」
「はい! よろしくお願いします!」
少女くろしおは元気よく言う。
「あらためて、私はみきしお型新型潜水艦・1番艦『みきしお』です♪」
「そうりゅう型新型潜水艦・13番艦『てんりゅう』よ……よろしくね」
「お~、あらためまして~。私は~ドイツ製 ハイドラ級輸送潜水艦・1番艦『U-ハイドラ』~だよ~」
三人は自己紹介をした。どうやら、先にしていたようだ。
「はい! よろしくお願いします!!」
「あぁ!」
こうして整備士湊の艦隊にくろしおが加わった。この先どうなるのか、楽しみである。
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