14話 2回目の任務!なのです!!④
「皆、よくやってくれた!」
艤装を【魚雷発射形態『アタック・モード』】から【非戦闘形態『フォールディング・モード』】に切り替えた潜水娘たち、みきしお、てんりゅう、U-ハイドラたちを湊は褒めた。
「はい♪ 頑張りました♪ 念のため、次に備えなのです」
みきしおが言う。
「あぁ、終わったら、次の作戦までゆっくりしててくれ」
「成功、よね?」
てんりゅうが心配そうに聞いてくる。
「あぁ、もちろん成功だ。そうだ、オリジナルブレンド・エンジンドリンクを用意したぞ。補給してくれ」
「わ~い、エンジンドリンク~好き~」
U-ハイドラは、相変わらずのんびりしている。
「その後、機械で悪いとこがないか見てるからな。もしあったら、整備士である私が直そう」
「「「は~い!」」」
ピピッ。
「ん?」
湊のスマート・バイザーにメールが来た。
「わるい、少しでる」
「あ、はい! なのです」
みきしおが気づいて返事をする。
湊は第四ドックの外に出て、ある場所に向かった。
「ここか」
看板には司令官室と書かれている。
湊はこんこんと戸を叩く。
「はいれ」
「はい、失礼します」
そこにいたのは、
「こうして会うのははじめてだな。湊整備士」
前に会った軍服の女性だ。
「司令官だったんですね」
「フフッ、この格好で気付いてくれ。まぁ、そこはいい。今回の任務、ご苦労だった」
「はっ!」
敬礼する。
「そこで、おまえに新型潜水娘を任せる役目を与えたい」
「私に、ですか?」
「あぁ、君は試験でもトップだったと聞く。そんな君に任せたい」
「でも、ほとんどなにもやってないですよ?」
「いや、大抵の整備士は初任務で動揺し、潜水娘が大破や中破したりすることが多い。しかし、君は1回目と2回目の任務で無傷で潜水娘を帰還させた。それは誇れるものだ」
そうなのか、と心のなかで驚く。
「しかも、だ。1回目の任務のとき、中級に出くわしたのにも関わらず、的確な指示で敵を撃破した。そうだろう?」
「はい」
「そんな君だからたのみたい。やってくれるか?」
「............やります」
「そうか、やってくれるか! 嬉しいよ。......」
「そうだ、他の整備士や他の整備士の所属の潜水娘にも会って交流をした方がいいぞ。いい情報をくれるかもしれないぞ。それに、いつか演習をやる。そのときのため、顔見知りにはなっていてもらいたい」
「わかりました」
「よし、話しは以上だ。行っていいぞ」
「はい!」
湊は外に出た。
「さて、私もやることをやらねばな」
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