147話 皆で探検!なのです!!⑦
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドックの潜水娘+あずさは、温室の奥をさらに探検していた。
「この辺りは、野菜が多いですね♪」
サクラが辺りを見回す。
「トマトに、葉物野菜に……こっちは見たことのない野菜です」
「それはアーク・トリニティで品種改良されたものです」
あずさが説明する。
「基地の中でも育てやすいように作られているんですよ」
「なるほど……」
ローズも近くの野菜を覗き込む。
「海の上で暮らし続けるなら、食料を作れる場所は大事ですよね」
アイオワが言う。
「はい。長期間、海の上を移動することもありますから」
「すごいですね……」
潜龍が感心する。
「こういう設備があるから、たくさんの人が安心して暮らせるんですねっ」
「そうなの」
ずいほうが頷く。
「アーク・トリニティは、ただ移動するだけの基地じゃないみたいなの」
「その通りですね♪」
ヴェイルが笑う。
「まるで、本当に海の上にある街みたいね」
「街……」
あずさが温室の中を見回す。
「言われてみると、確かにそうですね」
そのとき、くろしおが足元の水路を見つけた。
「あ、ここ、さっきより大きくなってます、です」
「本当ですっ!」
よなぐにも覗き込む。
「この水~~どこから来てるの~?」
「基地の水処理設備から送られています」
「水処理設備もあるんですねっ」
「はい。飲み水や生活用水も、基地の中で管理されています」
「アーク・トリニティ……すごすぎるのです」
みきしおが驚いたように呟く。
「いろんな設備があって、いろんな人が働いてるの」
「それだけ大きな基地なんでしょうね」
アイオワが腕を組みながら言う。
「探検しても、まだまだ全部は見られそうにないわね」
「まだ見てない場所、いっぱいありそうですね♪」
ヴェイルが楽しそうに言う。
「次はどこへ行きましょうか?」
「それじゃあ、次の場所へ行きましょう!」
ヴェイルが出口へ向かう。
「はーい!」
あずさたちも後を追う。
一行は温室の出口へ向かい、外の通路へと出ていった。
外へ出ると、
「あーー! ここにいたッス!」
「いないと思えば」
二人の潜水娘が近づいてきた。
「この人たちは~~?」
「さかき! ももお姉ちゃん!」
さかきとももと呼ばれた潜水娘たちが答える。
「あら、あなたたちは第四ドックの……そういうことね。はぁ」
「見つかったから良いんじゃないッスか?」
「さかき、あなたね……。まぁ、いいわ。あぁ、自己紹介がまだだったわね。まつ型巡視潜水艦・4番艦『もも』よ」
「まつ型巡視潜水艦! その改良型! やえざくら型、その下の方・23番艦『さかき』ッス! よろしくッス!!」
「はい、よろしくなのです、私は――」
「知ってるから、大丈夫よ」
「あずさを探してたみたいなの。どうしてなの?」
「あ~、それは……」
「この子、すぐ仕事サボるのよ」
……
「「「え」」」
……
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