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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第五幕 探検!

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145/155

145話 皆で探検!なのです!!⑤



海上移動基地『アーク・トリニティ』。


第四ドックの潜水娘(ダイブ・ドール)+あずさは、アーク・トリニティを探検していた。


「ここはなんでしょうか。透明な部屋、のようですが」


しばらく歩き、階段を上ると、透明だが曇っていて中が見えない部屋が目の前にあった。


「ここは、温室です」


あずさがそう言う。


「……温室?……」


「はい! 光合成した植物の力で空気を作るんです」


「空気を作るの!?」


「はい。まぁ、ここの植物は、もう野生にはいませんが」


「……」


「入ってみますか?」


「はいる~~」


U-ハイドラが手を上げる。


「私も!」


「……姉様が行くなら……私も……」


皆も返事をし、入っていく。


温室の中に入ると、そこにはたくさんの植物が並んでいた。


「わぁ……」


ローズが辺りを見回す。


「すごい……こんなに植物があるんですね……」


潜龍(チャムリョン)も驚いたように呟く。


天井は透明になっており、そこから太陽の光が差し込んでいる。


「ここでは、いろいろな植物を育てています」


あずさが説明する。


「野菜もあるの?」


サクラが近くの植物を覗き込む。


「はい。野菜や果物もありますよ」


「果物~~」


U-ハイドラの目が輝く。


「食べられるの?」


「今は収穫時期ではないので、食べられません」


「……」


U-ハイドラが少し残念そうにする。


「でも、植物を育てる場所があるってすごいのです!」


ずいほうが近くの葉を見ながら言う。


「そうですね。アーク・トリニティの中で空気を作るだけではなく、食料の一部もここで作っているんですよ」


「なるほど……」


みきしおが頷く。


「海の上を移動する基地だから、こういう場所も必要なんですね」


「はい」


あずさが笑う。


「この基地で暮らす人たちが、少しでも安心して生活できるように作られています」


「じゃあ、この植物たちも基地の仲間ですね♪」


ヴェイルが植物を見ながら言う。


「植物も仲間……です?」


くろしおが首をかしげる。


「なんだか、かわいい考え方ですね!」


「でも、あながち間違いではないの」


ずいほうが答える。


「植物が空気を作ってくれるなら、大切な仲間なの」


「そうですね」


あずさも頷く。


一行は温室の中をさらに進んでいく。


途中には小さな水路があり、そこから植物へ水が送られていた。


「お水も自動で送られてるんですねっ」


よなぐにが覗き込む。


「はい。水やりも機械がやってくれます」


「便利ね♪」


アイオワが感心する。


その横では、ローズとサクラが珍しそうに植物を眺めていた。


「これ、何の植物かな?」


「私にもわからない……」


「あとで聞いてみましょう」


そんな二人の後ろを、潜龍とあずさが歩く。


「……あずさ」


「はい?」


「こういう場所を探検するのって、楽しいですね」


「……はい!」


あずさは嬉しそうに笑った。


温室の奥には、まだ見たことのない植物がたくさん並んでいる。


「こっちにも何かあるみたいですよ♪」


ヴェイルがみんなを呼ぶ。


「待ってください!」


あずさも走っていく。


「みんな、待ってほしいのです!」


ずいほうたちも後を追い、温室の奥へ進んでいった。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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