↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第五幕 探検!

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
143/155

143話 皆で探検!なのです!!③



海上移動基地『アーク・トリニティ』。


潜水娘(ダイブ・ドール)たちは適当にアーク・トリニティを探検していた。


「こっち行こ~♪」


ヴェイルが楽しそうに前を歩く。


「ホントに、楽しそうね」


てんりゅうがそう言う。


「ですね♪ ヴェイルったら、とても元気で嬉しそう♪」


みんな楽しそうにしている。


そんな姿を見ている影が一つ。


「……あの方たちは、確か、第四ドックの……あ、行っちゃう」


第四ドックの潜水娘たちが移動した。


その影もついていく。


「ここは、なんなのです? でっかいタンクなのです」


その部屋には巨大なタンクがいくつもあった。


「吸水室、って、書いてあるの」


ずいほうが入り口の文字を読む。


「水を~ためてるの~~?」


「そうみたいなの」


「お隣は吸油室だって」


「らしいです……よ」


サクラとローズが隣を見に行ったようだ。


「……色々ある……」


潜龍(チャムリョン)がそう言う。


「次は何があるのか、気になる、です」


「ですねっ」


「もっと見ましょう♪」


そう言い、ヴェイルが先に行ってしまう。


「あ、待ってください」


みんなもついていく。


「……」


影が覗く。


「楽しそう、混ざってみたい……」


「……っ!?」


「?」


「どうしたのです? ずいほうさん、後ろを見て」


「いや、なんでもないの」


「そうなのです?」


「早く行くの」


「なのです!」


「……はぁ、危なかった」


しばらく歩いていると、


「ここは……?」


みきしおが立ち止まる。


目の前には、少し広い部屋があった。


「大きな機械がいっぱい、です」


くろしおが周囲を見渡す。


「これはなんの機械でしょうか?」


アイオワが近くにある表示を見る。


「わかりませんね♪」


ヴェイルも覗き込む。


「アーク・トリニティには、色々な設備があるんですね」


「本当ですね」


よなぐにも頷く。


「第四ドックだけでも、知らない場所がいっぱいあると思ってたけど……基地全体になると、もっといっぱいあるの」


ずいほうがそう言う。


「……まだまだ、探検するところがありそう……」


潜龍も周囲を見渡す。


「じゃあ、次へ行きましょう♪」


ヴェイルが先へ進もうとする。


「待ってほしいの」


ずいほうが声をかける。


「どうしたの?」


サクラが聞く。


「少しだけ、ここにいたいの」


「ここに?」


「うん」


ずいほうは部屋の隅を見る。


「……なんとなく、気になるの」


「何かあるの?」


ローズが聞く。


「分からないの」


そう言いながら、ずいほうは少し考える。


そして、


「みんなは先に行っていてほしいの」


「え?」


ヴェイルが振り返る。


「どうして?」


「ちょっと、確認したいことがあるの」


「……分かった」


サクラが頷く。


「じゃあ、先に行ってるね」


「私も行く、です」


くろしおたちも続いていく。


「ずいほう~~、待ってるよ~」


U-ハイドラも手を振る。


「ありがとうなの」


そう言い、ずいほうはみんなを見送る。


足音が遠ざかっていく。


「……」


部屋が静かになる。


ずいほうは、ゆっくりと周囲を見る。


「……誰か、いるの?」


その瞬間。


カタンッ。


「……!」


ずいほうの動きが止まる。


「……やっぱり、いるの」


ずいほうは振り返らずに話しかける。


「早く出てこないと……爆撃するの」


「!?」


「……」


ずいほうは艤装を変形させる。


「ッ」


「あわわっ!? 待って! 待って~! 出る! 今出るから~~!」


そう言い、慌てた様子の声の主が現れた。


小柄で淡い黄色のショートカットの髪を持つ少女だった。


「潜水娘、なの」


「はい、私はまつ型 巡視潜水艦、その改良型、やえざくら型・18番艦『あずさ』です」


「……まつ、型? ……懐かしい名前なの」


「え?」


「なんでもないの。どうして後をつけていたの?」


「それは……」


あずさは黙る。


そして、口を開く。


「皆さんが楽しそうで、一緒にいたかったから、です」


あずさはそう言った。


「……わかったの。じゃあ、ついてくるの」


「え? いいの?」


「もちろん、なの。早くしないと見失うの」


「あ、はい!」


そうして、ずいほうはあずさを連れて、皆のもとへ急いだ。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。