141話 皆で探検!なのです!!①
海上移動基地『アーク・トリニティ』。
第四ドック。
いつものように、第四ドックでは潜水娘たちが集まって話をしていた。
「昨日、ヴェイルが基地を探検してたんだよね?」
サクラがそう聞く。
「はい♪ 速水に案内してもらって、色々な場所を見てきました!」
ヴェイルは嬉しそうに答える。
「それで、面白いところはあったの?」
てんりゅうが聞く。
「ありましたよ♪ コンテナヤードとか!」
「コンテナヤード?、です?あの」
くろしおが反応する。
「はい♪ 大きなコンテナや箱がいっぱいあったの」
「それ、ちょっと行ってみたいかも」
くろしおがそう言うと、てんりゅうも頷く。
「私も気になるの」
「……私も……ちゃんと見てみたい……」
ずいほうと潜龍も小さく手を上げる。
「だったら、みんなで行ってみる?」
てんりゅうが提案する。
「いいですねっ!」
よなぐにが嬉しそうに言う。
「探検、楽しそう、です!」
「私も~行きたい~~」
U-ハイドラも手を上げる。
「もちろん、私も行きますよ~♪」
ヴェイルも嬉しそうに答える。
「じゃあ、決まりだね♪」
サクラがそう言う。
「でも……姉さま……どこから……行くの?……」
ローズが聞く。
「昨日はヴェイルが輸送物コンテナヤードに行ったんですよね♪」
アイオワが言う。
「そうです♪」
「なら、そこから行ってみましょう♪」
「いいと思うのです」
みきしおも頷く。
「でも、勝手に入って大丈夫なの?」
てんりゅうが心配そうに聞く。
「……それなら、整備士さんに聞いてみましょう……」
潜龍がそう言う。
「整備士さんなら、ちょうど整備をしているんじゃない?」
てんりゅうが言う。
「では、聞いてみましょう!」
そう言って、みんなで整備士室へ向かう。
行くと、整備をしている湊の姿が見えた。
「整備士さん!」
ヴェイルが声をかける。
「ん? どうした?」
「みんなでアーク・トリニティを探検したいんです♪」
「探検?」
湊は少し驚く。
「はい!」
「まだ知らない場所を見てみたいのです!」
「なるほどな」
湊は少し考える。
「危険な場所には入らないこと。それと、作業中の場所では邪魔をしないこと。これを守れるならいいぞ」
「分かりました!」
「約束するのです!」
「やった~♪」
ヴェイルが嬉しそうに両手を上げる。
「じゃあ、探検に出発だね!」
サクラが言う。
「どんな場所があるのか楽しみ、です」
「私も楽しみ……」
潜龍も小さく笑う。
「それでは皆♪ 行きましょう♪」
アイオワが先頭に立つ。
「待って~」
U-ハイドラたちも続いていく。
「じゃあ、出発です!」
第四ドックの仲間たちは、まだ見たことのないアーク・トリニティの場所を目指して歩き始めた。
「今日はどんな場所が見つかるかな~♪」
ヴェイルの声が、第四ドックに響いた。
こうして、みんなの探検が始まった。
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