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ダイブ・ドールズ 〔ディープブルー・リロード〕  作者: れんP
第2章 第四幕 ボードゲームの時間!

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138/155

138話 二人の話!なのです!!



海上移動基地『アーク・トリニティ』。


第四ドックの出撃・練習用巨大プールに両足をつけ、話している二人がいた。


「……なれて……きた?……」


「……うん、最初は、緊張、してたかもだけど、今は楽しい……」


ローズと潜龍(チャムリョン)が話をしている。


「……それなら……良かった……ここは騒がしいくらいだから、もっと楽しくなる……」


「……それは、楽しみ……」


「でしょ……姉さまも、みんなもいる……楽しいことはみんなで、悲しいときは、誰かを頼り、元気をもらう……これ、姉さまと、パラオにいたときの……兵隊さんの……言葉……」


「……いい、言葉です……」


潜龍は少し、ニコッとして、


「……あなたの姉さま、サクラのことを尊敬してるんですね……」


「……うん、姉さまは私が生まれたばかりの頃……支えてくれた……だから、尊敬してる……」


ローズは思い出すように語った。


「……いいですね……」


「潜龍の……過去も、知りたい……」


潜龍は少し黙り、


「……とても良い人間だらけで、少し張り合うとこもありましたが、とっても良いところです……」


「……そうなんだね……行ってみたいかも……」


「……いつでも、歓迎しますよ……」


「ありがと……」


「……少し、泳ぎませんか? 任務がない日でも、たとえ機械の身体でも、鍛えないと衰え、鈍くなってしまいますし……」


潜龍は足を水面でバシャバシャする。


「……じゃあ、勝負する?……」


「……勝負?」


潜龍は驚いた顔をする。


「……うん……反対側まで泳いで、またここに戻るの……海につながる……扉は出撃以外……閉まってるし……いい、壁になる」


ローズは前を指差す。


「……うん、やろ……」


そう言い、二人はドボンッと、プールに入る。


「負けない……」


「……こっちも……」


二人は壁に張り付き、一斉に飛び出し、泳ぐ!


「お? お~~二人が泳いでる~」


「勝負なのでしょうか」


他の潜水娘(ダイブ・ドール)も気付いて見に来る。


ローズは高速潜水艦、潜龍は吸音通信潜水艦。


圧倒的に見えたが、


「まぁ、潜龍も、負けてないですね」


「確かに♪ 潜龍って、軽い素材だから、速めだけど、高速潜水艦についていってる~♪」


ヴェイルがそう言う。


確かにそう見える。


「……ッ……やっぱり、高速潜水艦にはかなわないかも、頑張って早く動いている、でも、燃料の消費が……」


「……壁、ついた……」


「!? 私も!」


二人は壁に手をつき、急速旋回し、潜った方の壁に向かう。


「ローズ~! 潜龍~! 二人とも頑張れ~~♪」


「片方、妹なのに、両方応援するんだ」


てんりゅうがそう言う。


「だって、両方大事だもん♪ そっちだって二人を応援してるくせに♪」


「う、うるさいわね」


「まぁまぁ」


「でも、二人とも頑張っているの」


「ですねっ」


「頑張ってくださ~い! です」


水中にて。


「……もう少し、負けられない……」


「……行ける……」


壁に近づいたところで、二人が手を伸ばす。


「「もう少し」」


壁につくと、ざぶーん!! と、泳いでいた勢いが波となって襲う。


「わっ!?」


「少ししょっぱい~~」


「まぁ、海水が混じってますので」


「あ! 上がってきた」


ブクブクブク……


「「っ!」」


「……どっちが先か……わかりませんね……」


ローズは珍しく微笑む。


「……私の負けで良い……」


潜龍がそう言う。


「……え……」


「……燃料、使いすぎた、ローズはすごいね、こんなに消費がすごいのに……」


「……私は……そういう風に……作られてるだけ……」


「じゃあ、引き分けはどうだ」


誰かがプールの二人にエンジンドリンクを差し出す。


「「整備士さん!」」


「やぁ、二人とも、良い勝負だったぞ」


「……ありがとうございます……」


「……ありがと……」


そう言い、二人はエンジンドリンクを受け取り、飲む。


「高速になる分、消費が激しいが、高速潜水艦は、それを克服するようにできている。それと互角に泳げた、誇って良い」


そう言い、潜龍の頭を撫でる。


「……うん……」


「……整備士さんも……泳ぐ?……」


ローズがそう提案する。


「いや、やめとくよ」


「整備士さんも泳ぐのです~!」


「いやいや」


「……フフフ、本当に、賑やかで楽しいとこ……」


その後、整備士湊は潜水娘たちと、泳ぐことになり、服が乾くまで任務ができなくなったとさ。


ここまで読んでくれてありがとうございます。

次回もお楽しみに

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