136話 ボードゲーム!なのです!!⑥
第四ドック、休憩スペースにて。
海底探査ゲームは、終盤へと差し掛かっていた。
「私ですね♪」
ヴェイルがサイコロを手に取る。
「ここまで来たら、ゴールを目指したいですね」
「頑張るのです!」
みきしおが応援する。
「それでは……えいっ♪」
ころころとサイコロが転がる。
「六!」
「おお!」
ヴェイルがコマを六マス進める。
「一、二、三、四、五、六……ここですね」
そこには――。
『海底の光る魚を発見! 美しさに見とれて一マス進む』
「一マス進むのです!」
「これは嬉しいですね♪」
ヴェイルがコマを一マス進める。
「……かなりゴールに近づきましたね」
「私も追いつきたい~~!」
U-ハイドラがボードを見つめる。
「次は整備士さんなの」
「私か」
湊がサイコロを手に取る。
「ここまで来たんだ。私も少しは前に出たいな」
「頑張ってください♪」
アイオワが笑う。
「それっ!」
サイコロが転がる。
「四か」
湊がコマを四マス進める。
「一、二、三、四……ここだな」
そこには――。
『海底の調査ルートを発見! 近道を見つけて三マス進む』
「おお!」
「三マス追加なのです!」
湊がさらに三マス進める。
「……これで結構前に来たな」
「湊さん、いつの間に……」
よなぐにが驚く。
「ゲームだからな。運が良かっただけだ」
「じゃあ、次は私ですね♪」
アイオワがサイコロを手に取る。
「私も負けませんよ」
「それ!」
ころころ……。
「五ですね」
アイオワがコマを進める。
「……ここは、『海底基地への入口を発見! ゴールまであと三マス』……」
「おお~!」
「もうすぐなのです!」
「あと三マスですか」
アイオワがゴールを見つめる。
「これは次の番でゴールできるかもしれませんね」
「まだ分からないよ~」
U-ハイドラが言う。
「ゴール直前で何か起きるかもしれない~~」
「確かにそうなの」
「そうね」
ずいほうとてんりゅうも頷く。
「では、次はみきしおなのです!」
みきしおがサイコロを振る。
「三、なのです!」
「三マス進むね」
みきしおがコマを動かす。
「一、二、三……ここなのです!」
そこには――。
『海底探査を完了! ゴール!』
「えっ!?」
「ゴールしたのです!?」
「私が一番乗りなのです!」
みきしおが嬉しそうに両手を上げる。
「おめでとう、みきしお!」
湊が拍手する。
「やったのです!」
「ゴールできたね~!」
U-ハイドラも拍手した。
「……終わり?」
潜龍がボードを見る。
「みきしおがゴールしたから、今回はここで終了だな」
湊が言う。
「楽しかったですね♪」
ヴェイルが笑う。
「うん……楽しかった……」
潜龍も小さく笑う。
「それじゃあ、片付けるの」
ずいほうがボードを見ながら言う。
「またやりたいのです!」
みきしおが元気よく言う。
「次は私が勝つ~~!」
U-ハイドラも張り切る。
「では、次にやるときは順番を変えてみるのも面白そうですね」
アイオワが提案する。
「それもいいな」
湊が頷く。
こうして、第四ドックのみんなの海底探査ゲームは、みきしおのゴールによって幕を閉じた。
「またやろうね♪」
サクラが笑う。
「もちろん、なのです!」
第四ドックには、ゲームを終えた後も楽しそうな笑い声が響いていた。
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